ついつい子どもに怒ってしまう時の対処法とは?
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
先日、カウンセリングに来られた親御さんからこんな話がありました。
「子どもの状況を受け入れないと・・・と分かっているのですが、ついつい子どもに怒ってしまうんです。」
カウンセリングの現場では、子どもの事と同じように、親御さんの心の持ちようについてもお話をしています。子どもをサポートする親御さんだからこそ、ストレスが溜まり易いといった面もあり、しっかりとケアをすることが大切なんです。
では、どのような心の持ちようでいれば良いのでしょうか?
そもそも「怒り」は第二感情である
私もついつい持ってしまう感情の「怒り」ですが、第二感情と言われています。
どういうことかといいますと・・・
怒りはすぐに芽生える感情ではなく、その背景として
- 焦り
- 不安
- 落胆
- 心配
など、その他の感情があり、その感情が怒りに発展するというものです。
例えば、子どもと一緒に電車で移動しようとした時に、子どもの準備が進まずに、「早くしなさい!」と、子どもに怒ってしまったとします。この時の怒りの背景として何が考えられるでしょうか?
- 電車に遅れてしまうという焦り
- 今後このようなときにしっかりと準備が出来るのかという心配
- 時間までは間に合わせると思ったのに、その姿が見られなかった驚き
などのことが考えられます。
最後に…
怒りの感情になった時は、なかなか理性を維持した行動や考えは難しいですよね。そのため、感情的になる前や感情的になってしまった後に、ご自身の感じられた怒りの背景の感情に目を向けてみてください。そうすることで、子どもにかけるべき言葉が見つかりやすくなり、親御さん自身のケアにもなってきます。
ただ、第三者がいた方が圧倒的に整理はしやすいでしょう。なぜならば、主観を外した見方をする事が、一番考え易い状況をつくることができるからです。
子どもの状況も踏まえ、我々カウンセラーにご相談ください。まずはご自身のケアにも目を向けてくださいね。
併せてお読みください!
子どもに怒りを覚えた時は効果抜群!怒りを静め感情をコントロールする3つの対処法
関連ワード: カウンセリングの現場 , ケア , ストレス , 不登校支援センター東京支部 , 主観を外した見方 , 子どものサポート , 子どもへの言葉がけ , 心の持ちよう , 怒り , 怒りの背景の感情 , 感情 , 第二感情 , 言葉