【事例】「お母さんが倒れた!先生助けて!」SOS。その日から中学2年生の彼は変わりました・・・
こんにちは不登校支援センター札幌支部の松本です。
非常に疲れた状態でカウンセリングにやってくるお母さん
不登校支援センターに相談に来られるお母さん方は、非常に疲れてカウンセリングにいらっしゃる方がとても多いです。もちろんお父さんも疲れていらっしゃるのですが、お父さんより子どもと接する時間が長いお母さんがとても多いため、疲労がたまっている方が多い印象です。
そして先日、センターに通っている中学校2年生の男の子から私にSOSが入りました。
「お母さんが倒れた!先生助けて・・・!」
夜10時頃の連絡でしたが、急いで駆けつけると子どもなりに介抱をしている様子がありました。とりあえず救急車を呼び、子どもと一緒に病院に行きました。結果は、過労でした。
そのご家庭はお父さんが単身赴任のお家です。今回はこの程度で済んだから良かったとホッとしましたが、今回の件は子どもとっての安全神話が崩壊した瞬間でもありました。「お母さんは強く、何でも聞いてくれて甘えられて叱ってくれて美味しいご飯を作ってくれて毎日自分の世話を焼いてくれる人」であるという、そんな彼にとって当たり前の存在が、自分の目の前で倒れた姿はあまりにも衝撃的な光景だったでしょう。今回の件が彼に与えた影響は計り知れません。
その日から、子どもは・・・
その次の日から、彼は
- 自分の事は自分でやる
- 自分の出来る事は自分でやる
に変わりました。そして、登校に向けた小さなステップを歩み始めました。今回の件は、どのご家庭にも有り得ることだと思いますが、ショック療法のような形になることは決して良いことはありません。彼にとっては効き目は抜群でしたが・・・。
この記事を読んでいらっしゃるお母さん方、是非、息を抜く瞬間を作って下さいね。心の健康を保つことが子どもの為にもなるのです。
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