不登校の子どもが「〇月から学校に行く」と言った時に注意するポイント。その発言の奥にある子どもの・・・
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
不登校にもいくつか形がありますが、今回は学校に行かなく(行けなく)なってから、全く学校に行っていない完全不登校の子どものケースを取り上げたいと思います。
子どもが完全不登校。親御さんの悩みは・・・?
子どもが完全不登校である親御さんはどのような悩みを抱えているでしょうか?
- 家でぜんぜん勉強しない
- 生活のリズムが崩れて昼夜逆転になりかけている
- 自室に引きこもりがちで、家族との関わりが希薄になっている 等
いろいろ考えられますが、いつ子どもは学校に行けるようになるのか?が一番の悩みである方も多いのではないでしょうか。
「1月から学校に行くから…」と言う子どもの返答に注目
子どもに直接「いつから学校に行くのか」と尋ねられた親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか。子どもの反応としては、
- 答えを返さない(無視する)
- 怒ることで話を打ち切ろうとする
- 「今、考えている」などと返答する
他にも考えられますが、今回は中でも、「1月から学校に行くから」といった返答に注目してみたいと思います。
「1月から学校に行くから…」というのは、子どものどういう気持ちから出た言葉なのか?
子どもから「1月から学校に行く」といった言葉を聞いて、あなたならどう感じるでしょうか?
- 先への希望が持てて嬉しい
- もう少し早く行けるのではないか?
- 実際に行けるかどうかは怪しい
など、状況によっても様々に受け取ることでしょう。ここで大切なことは、その言葉が子どものどういう気持ちから出たのか、という部分となります。
大切なのは、子どもから出てきた言葉ではない。その奥にある子どもの…
子どもから出てきた言葉だけに囚われてしまうと、親御さんが振り回されてしまう可能性があります。例えば、
- 行きたいけど行けない、と長期間悩んできた子どもが苦しみ抜いた末の発言なのか?
- 先生や親御さんの追求から逃れるためだけにとっさに出た発言なのか?
上の2つはあえて極端な例を挙げましたが、その発言の奥にある子どもの気持ちこそが重要なのです
最後に・・・
子どもの発言を疑ってほしいわけではありません。子どもを信じる姿勢は大切です。ただ、表面に出てきた子どもの言葉に、親御さんがあまりに一喜一憂してしまうのは少し怖いところがあります。
- その言葉はどんな場面で出た言葉か?
- 子どものコンディションはどうだったか?
- 前日まで親子でどんな話し合いがあったか?
その言葉を発するに至った経緯や、付帯する状況にも着目する意識を持てるといいですね。
もし総合的な判断が難しい場合は、お気軽に初回面談にお越しください。一緒に考えていきましょう。
関連ワード: 「1月から学校に行く」 , いつ学校に行けるか? , 不登校支援センター名古屋支部 , 付帯状況 , 初回面談 , 勉強しない , 子ども , 完全不登校 , 家族との関わりが希薄 , 意識 , 振り回される , 昼夜逆転 , 気持ち , 経緯 , 親子関係 , 親御さんの悩み , 言葉