【必読】親子関係をこれ以上悪化させない為に必要なこと
こんにちは。不登校支援センター大阪支部の佐久真です。
今、全国の中学校や高等学校から『親子のコミュニケーション』をお題目に、講演会を開催したいというご依頼をよく頂きます。今日はその際に、私がお話ししている内容について、少し触れてみたいと思います。
親子関係の現状把握をしてみませんか?
- 親子のコミュニケーションの取り方
- 親子関係が悪化して悩んでいる
- 親子関係を良好に戻したい
このようなことで、私どもにご相談頂く方のほとんどは、「今現在、親子関係が良くないから相談したい」という方が当たり前ですがほとんどです。中には、予防的意味も込めて講演会に参加して頂ける方も多いですが、実際は今すでにかなり悩んでお困りの方々がほとんどです。
そういった方々へ、私はいつも・・・
まずは『現状把握』をしてみませんか?
ということをお伝えしています。
親子関係の5段階の状態
他のブログでも触れている内容ですが、親子関係には5段階の状態があります。
①称賛の要求→良い子を演じて、親に褒めてもらおうとする段階。
②注目の喚起→わざと不適切な行動を取ることによって、親の注目を引く段階。
③権力争い→反抗的な態度を取り、暴言を吐いたり暴れたりする段階。(親の価値観と、子どもの価値観が違う為に、価値観同士を感情的にぶつけ合っての”喧嘩状態”)
④復讐→親が嫌がることや、困るようなことを繰り返すようになる段階。(自傷行為、引きこもり等々)
⑤無力→無気力状態を示し、親・子が互いに全く興味、関心を示さない段階。(親:あなたには何も期待していない 子:構わないで放っておいてくれ)
ご家庭の親子関係には、どの段階が当てはまりますか?
親子で良好なコミュニケーションをとり、良好な関係を築くというのは、
『親御さんから子どもに、どのように関わり接するのか』
ということによって、大きく変わってきます。ここでのポイントは、親御さんがどう関わるか?ということであって、子どもがどう親御さんに関わっているか接しているかは、関係しないということです。
大切なことは・・・
親子関係の現状把握と、これ以上悪化しない為の接し方
です。これまで何年も親子で接してきて、もし今悪化状態にあるとするならば、その状態が急に良くなるということはまず考えられません。親御さんが、これまでの何年間どのように接してきて、今親子関係がどの段階にあるのかを認識し、これ以上悪化しない為に何をするべきか?ということを考えて頂くのが、まず大切なことかと思います。
親子関係は不登校支援にも、大変大きく関わってくる問題です。是非一度、専門のカウンセラーにご相談いただき、まずは現状把握と悪化しない接し方にに対する情報をお持ち帰り頂きたいと思っています。
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