子どもを励ます時の言葉に注意!?子どもへ言葉をかける際のポイント!
こんにちは。不登校支援センター大阪支部の桒原航大(くわばらこうだい)です。
「毎朝、学校に行くか行かないか悩んでいる子どもを見ると、思い切って一歩踏み出して乗り越えて行けるように、ついつい背中を押してあげたくなるんです。」
これは以前カウンセリングの中で、親御さんが話されていた言葉です。同じような思いを感じられた方も多いのではないでしょうか。その時のカウンセリングでも、「励ます」ということについて親御さんと一緒に考えましたので、今日のブログではそのことについて取り上げていきますね。
相手を励ます言葉とは・・・?
皆さんは、「励ます言葉」というと、どんな言葉が思い浮かぶでしょうか?
- がんばってね
- やればできるからやってみよう
こんな言葉を思い浮かべた方もいるかもしれません。
こうした言葉を話す時は、その人が今ぶつかっている壁を乗り越えてほしい、そんな思いを私たちも込めていると思います。その言葉を聞いて、その人が「よし!やってみよう!」と一歩踏み出してくれることを願いますよね。けれども、なかなかそう都合よく進まない現実というのもあるかもしれません。
人と人とのコミュニケーションには、誤解が常につきまとうもの
人と人とのコミュニケーションには、忘れてはならないことがあります。それは、
「誤解」が常に付きまとう
ということです。
子どもたちよりもずっと長く言葉を使っている、私たち大人同士でもお互いに誤解が起きてしまうことってありますよね。たとえ親子という近い関係であったとしても、それはなかなか避けられません。
例えば、ほめ言葉のつもりで言ったのに相手に嫌味として受け取られてしまう、「そんなつもりではなかったのになあ」と後悔をする経験をしたこともあるのではないでしょうか。こうした励ましの言葉も一緒です。
私たちは、伝えたい思いを伝えるために言葉を使いますが、その伝えたい思いを相手がそのまま受け取ってくれるかどうかは、こちらの伝え方だけではなく相手の受け止め方も大切になってきます。
励ましの言葉を聞いて、
- 「よし!がんばろう!」と思う人
- 「今もがんばっているのに、もっとがんばれって言うなんて・・・」と不満に感じる人
もいます。一歩踏み出してほしいと思って励ましたのに、反対に相手に不満を感じさせてしまってはもったいないですよね。
励まそうとするときに、気をつけてほしいワンポイントは
子どもが何か壁にぶつかり必死にもがいている時、親御さんとしてどんな言葉をかけてあげたらいいのだろうと子どもを思い、関わり方を考えることはとても大切です。
あとは、さらにそうした言葉に対して、
「私だったら」ではなく「うちの子だったら」どんな風に感じるだろう、受け止めるだろうということに関心を向けること
もできると、子どもによりピッタリ来る言葉が見つけやすくなるかと思います。私たちもそのお手伝いをできたら、と思いますので、また面談の際にカウンセラーにご相談くださいね。
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