子どもの良い面を見つけやすくする為に簡単に出来る事②
こんにちは。不登校支援センター横浜支部カウンセラーの本沢裕太です。
朝晩の冷え込みが激しくなってまいりましたね。冬の張り詰めた空気は寒いですが、その分普段よりも景色がキレイに見えるので私は結構好きです!とはいえ、そろそろインフルエンザなども猛威を振るう頃ですので、お互いに体調の管理には気をつけていきましょう!
さて今回は、前回の続き「子どもの良い面を見つけやすくする為に簡単に出来る事①」の2つ目のポイントをお伝えしたいと思います。
不登校の子どもの良い面を見つけやすくするための2つ目のポイントは・・・
「○○のせいで・・・」という犯人探しはしない事
です。
犯人探しをしない理由とは?
なぜなら表面的な理由にしか過ぎない事が多いからです。
もちろん決め付けるのは良くないので、多角的に見ていく必要があります。
例えば
- 「頭が痛いから学校に行かない」
- 「○○君が嫌な事言ってくるから、学校に行かない」
- 「クラスの皆からどう思われているか分からないから学校に行かない」
- 「先生に怒られるのが怖いから学校に行かない」
こういった「表面的な理由」に振り回されてしまうと、根本的な問題に意識が向きにくくなってしまいますし、根本的な問題が改善されないと「学校に行きたくない」という思いがなくなる訳ではないのです。
【クラス替えのとき】
- 仲が良い子と同じクラスにしてもらう
- 苦手な子と違うクラスにしてもらう
【席替えの時】
- 仲が良い子と近くの席にしてもらう
- 苦手な子と離れた席にしてもらう
【修学旅行や林間学校の時】
- 仲が良い子と同じグループ/部屋にしてもらう
- 苦手な子と違うグループ/部屋にしてもらう
など対応してもらい、子どもが一時的に登校出来る場合もありますが、それをきっかけに継続的な登校が可能になったケースは多くないです。
また、子どもは「学校に行かない」事が目的ではなく、「家にいる事」が目的となっている場合は、学校での環境を整えたとしても登校の意欲は上がらないです。そのため、ご家庭の環境を整える事が大切なのですね。
子どもたちが表面的な理由を言うのは何故なのか
それは「学校に行きたくないと思っている」事を認めたくないからではないでしょうか。学校は行かなくてはいけない場所、それが分かっているのに行けない自分と、一生懸命葛藤しているのです。
そんな葛藤を抱いている子どもたちと関わっていく上で、知っておくとプラスになるポイントを次回お伝えしたいと思います。
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