転校したら不登校は解決するのか③今の学校を辞める為の転校への対処法
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
今回は前回のブログ転校したら不登校は解決するのか②「転校する」という手段の見極めのポイントとはの続きを書いていきたいと思います。
※転校したら不登校は解決するのか①「転校する」という手段は3つのパターンに分けられる
※転校したら不登校は解決するのか②「転校する」という手段の見極めのポイントとは
「転校する」という手段が今の学校を辞めたいがための転校である場合
今の学校を辞めたいがための転校というのは、仮に次の学校に行けても解決とは言いづらいものがあります。
もちろん子ども達にも言い分はあります。中高一貫の中学生であれば、
- 今から学校に来ても高校には上がれないよと言われた。
- 高校生であれば、今から学校来ても留年ですと言われた。
そういった場合、子どもは諦めてしまうかもしれません。しかし出席が足りない以上、先生から上記の事を言われても仕方ありませんし、自分が欠席した事に責任を取ったことになりません。また留年が決まっても進級できないだけで、学校に来なくていいというものでもありません。
カウンセリングでよく子どもが言う言葉があります。
「高校の時そこそこの進学校にいたんですけど、行かなくなって辞めてしまいました。いまはハードルを下げて別の高校に行っているのですが、あの時もう少し頑張っておけば良かった。」
この言葉には大きな問題点があります。それは、自分の不登校に責任転嫁してしまうことです。「あの時ちゃんとやらなかったので、今もちゃんとできません」というようなループに入ってしまうのです。
何故ループに入ってしまうのか。そしてその対処法とは?
こうなってしまう要因として、
- 次の学校は大丈夫なのか?
- 高校を辞めるというのは社会人になるということだよ(社会に出るのがとてもハードルが上がるあおり方)
- 本当に次は行くのか? 等
を確認しすぎると、子ども自身が登校できる気になっているのに「次もダメかも」というような感情をあおりかねません。今まで書いたような状態になってしまっている方は、初回面談を受ける事を強くお勧めします。客観的な視点を入れることで焦りをなくし、冷静な判断ができていくと思います。
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