子どもに勉強してもらいたいと思った時に親御さんに試してほしい3つの方法
こんにちは、不登校支援センター横浜支部の安則芳郎です。
多くの親御さんが悩まれるポイントの1つに「なんとか子どもに勉強だけでもしてもらいたい・・・」という事が挙げられるのではないでしょうか?
勉強しない状態を見続けると、子どもへの思いや愛情が強ければ強いほど焦る気持ちや不安な気持ちに襲われたりすることもあるかと思います。
本日はそんな時、心がけておいていただきたい3つのポイントについてご紹介します。
①勉強しないことで最終的に誰が困るのか?を考えてみる
かなりシビアな言い方かもしれませんが、もし勉強をしないことで困ることがあったとしたら、それは子ども自身が責任をとるべき問題で「子どもにしか責任を取れない問題である」という心持ちでいられると親御さんとしての焦りは軽減していくと思います。
とある心理学においては上記のような考え方を「課題の分離」と呼んでいます。
最終的に自分が引き受けるべき問題について、他者が介入すると、よろしくない人間関係に陥り、結果としてもっと勉強しなくなるということが考えられます。とても難しい考え方かとは思いますが、実践することで少しでも親御さんのお気持ちが楽になっていただければ幸いです。
②親が勉強する姿勢をみせる
子どもは常に親御さんの動きについて関心を寄せ、模倣することがよくあります。
親として勉強している姿を子どもに見せることで
- 「勉強ってそんなに面白いものなのかな?」
- 「ちょっとでもやってみようかな?」
などの思いにかられることもあります。
あるご家庭では、親御さんが資格試験に向けて勉強している姿を見て子どもが勉強し始めたということもありました。
③「勉強しない」行動の背景に何があるのかを考えてみる
カウンセリングを通して見えてくることの一つとして「単に勉強が嫌いだから」という理由だけで勉強を避ける子は意外と珍しいということがあります。
つまり、その子どもなりの背景や理由があって勉強しないという行動をとっていることが多くのケースで見られます。
一例を挙げますと、
- 失敗を怖れている
- できない自分を認めたくない
- 何から手をつけたらいいかわからない
- 目標を見失っている
などは多く見受けられます。
その子なりの考えや背景を理解することで次の一手に結びつくこともあります。
その子にとって何がブレーキとなっているのか、そしてどんな声かけがアクセルになるのかを考えていきましょう。
最後に・・・
勉強という普遍的なテーマについてはその対応方法も実に様々です。親御さんお一人で考え込みすぎずに、お気軽にご相談いただければ幸いです。
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