子どもからゲーム機を没収して大丈夫ですか?
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
冷え込むことが多くなってきました。気温が下がると自転車で遠出する人がぐっと減ります。寒いから当たり前と思われるでしょう。しかし、防寒対策をしっかりしていればあまり寒くないですし、夏場に比べて体力の消耗が遅いので結構な距離が稼げるんですよ。みなさんもちょっとしたことで快適に続けられることを断念してませんか?見方を変えてみましょう。
「子どもがゲームしかしないんです」という親御さんの声
さて、最近ニュースで「ミニファミコン」「ミニスーファミ」を見かけました。非常に懐かしく感じたのですが、それもそのはず、ファミコンが発売されたとき私は小6でした。販売から34年経ったのですね。今のお父さんお母さん世代の方は、遊んだことがある方も多いのではないでしょうか?最近のゲームはというと、小型化、高性能化、携帯ゲームにいたってはガチャの要素をいれたものがほとんどですね。
センターにいらっしゃる親御さんの中には、そんなゲーム機に没頭しているわが子を見て危機感を募らせる方が少なくありません。「ゲーム機さえなければ子どもは動くのでは!」と考え、次の行動を取る方もいます。
- ゲーム機を没収する。
- Wi-Fiを切る。
- 携帯を解約してしまう。
ゲーム機を取り上げた結果、子どもは
親御さんがこのような行動を取ったあと、子どもにはどのような行動を取るでしょうか?学校に行くと思いますか?登校できないにしても勉強を始めると思いますか?
センターに来た子達が実際に取った反応は次のようなものです。
- テレビ、DVDを見る。
- ひたすら寝る。
- 本を読む。
- 塗り絵をする。
- ジグゾーパズルをする。
または、ガンプラをつくる、レゴをする子もいました。
当然、ゲーム機の没収を受け入れられない子は大暴れします。ゲーム機を取り上げたからといって、解決に直接繋がっているわけではありません。ただ時間つぶしの対象が他の事に変わるだけ、もしくは争いごとの種が一つ増えることになるだけのような気がします。さらに親御さんはこのように捉えることが多いのです。
「ゲームをするよりは、塗り絵をのほうがよっぽど建設的だ。」
私が思うに、時間をつぶすという本質的なところはなんら変わっていません。登校する可能性は、ゲームをやっているときと変わらない気がします。
子どもがゲームをする理由って・・・
このような子どもたちは、
- 今、どうすればいいのかわからない。
- すごく周りが気になるけど、ゲームのときは忘れられる。
という思いが根底にあると思います。こういった子ども達も、カウンセリングが進むうちに自然とコントローラーを置いて、やるべきことを見つめ、動き出す子が多いです。
まずは初回面談にて、子どもの様子をお伺いできればと思います。
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