【再掲載!】留年の危機から回避できた高校2年生A君の事例から解る2つの重要なポイント
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
すっかり冬となりましたね。
私は、北海道出身なのに、実は寒さにはそれほど強くありません。しかし、町並みがイルミネーションなどで綺麗になるので、冬はワクワクする時期です。皆さんにとって冬は、どのようなイメージをもたれていますでしょうか??
今回は【留年】をキーワードとしてお話をして行きますね。
当センターには留年の危機を向かえ、これからどのようにしたらいいのかを悩んでいる方も、多くお越しになっています。
本日は、留年の危機を回避できた現在高校3年生のA君の話をもとにブログを書こうと思います。
当時高校2年生だったA君は、朝に電車に乗って登校する最中に腹痛を訴えて自宅に引き返す、ということがありました。電車の中での腹痛を恐れ、どのように学校を休むか。という事を考えながら生活をしていました。
そんな中、高校2年生の時の欠席日数は徐々に増え始めます。
先生からは留年しないためのに必要な出席日数や、単位数の話が出てきてしまいます。
親御さんは、「行かなければならないと分かっているのになぜ登校できないの?」という悩みが増えていき、A君は「学校に行かなきゃ」という気持ちと「休みたい」という気持ちが大きくぶつかり合っていました。
そんな中、センターへカウンセリングを受けにやってきました。
「留年はしたくないけど、正直お腹が痛くなるのが辛い。かといって受験も考えなくちゃいけないし・・・でも、好きなゲームの時間を削ったりもしたくない・・・」
このように、卒業・受験・遊び・塾・・・など、彼の頭には様々なものがごちゃごちゃになっていました。
そこで、私とA君はまず、優先順位の整理から行っていきました。A君としてまずは何が大切なのか、何を第一に目指したいのか。じっくりと考えていきました。
「卒業を第一に優先したい。」
この結論が出てから、A君は登校を安定させ始めます。しかし、その後順風満帆に学校生活を送れたのかと言うと・・・
再び壁に当たってしまいます。
ただ、A君は考え、親御さんと話し合い、再び登校を再開します。
親御さんとの話し合いやカウンセリングの中で、A君は「0にしないこと」という考えを持ち、登校を継続させました。
「休んでしまうと0になってしまうけど、遅刻でもいいからしっかり行こう。」
この考えを持ち始めてからは登校が安定してきたのです。0か100かという考え方だった真面目なA君が、上記のような考え方を持てるようになったのは、大きな成長だと思います。
そして、最後の最後までギリギリでしたが、なんとか卒業が確定できたそうです。
今回のA君の件で重要なポイントは2つあります。
まずは、優先順位の整理を行い、適度な目標設定ができたこと。
次に、「0にしない」という事を自ら気付く事ができたこと。
この2つが留年を回避しつつ、A君の成長にも繋がった大きな要素と言えるでしょう。
まずは、何からやっていけば良いのか。
一つずつ整理していくことで、気付きが生まれてくる可能性は高まってくるといえるでしょう。心の整理整頓をまずは始めるために、初回無料面談でカウンセラーと一緒に考えていきませんか?
※併せてお読みください!
↓↓↓
出席日数が足らず、残り3日で留年確定の高校生Aくんが進級できた経緯
「0か?100か?」というデジタル思考のお子さまは要注意!?
関連ワード: 不登校 , 不登校支援センター東京支部 , 優先順位 , 出席日数 , 欠席日数 , 留年 , 目標設定 , 高校2年生男子 , 高校3年生男子