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友達を強く求める心が学校に通うモチベーションとなった男子学生G君の事例

こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。

本日は、不登校支援センターに通っている男子学生G君のお話をしようと思います。

男子学生G君。2学期が始まったある日のこと

2学期になってからのG君との最初のカウンセリングの日のことです。

G君から嬉しい報告をもらいました。2学期になって学校が楽しくなってきたと言うのです。G君は、今年の4月より教室には復帰しているものの苦手意識が完全になくなった訳ではなく、色々ありながらも通学のペースがなんとか安定してきている。そんな状況の子どもです。

この日、2年ぶり(去年は不登校により不参加)に参加した運動会の様子を聞かせてくれました。

  • 綱引き、
  • 団体行動、
  • 障害物リレー 等

自分の参加した競技ひとつひとつを身振りを交えて臨場感たっぷりに聞かせてくれました。

リレーでは、いたずら心で同じ組の子と申し合わせ、ピストルが鳴ると同時にみんなで死んだふりをしたそうです(笑)こういうお茶目な一面がG君に隠れていたということも私は今まで気づいていませんでした。

友達を強く求める心が学校に通うモチベーションとなったG君

9月に関東に接近した台風のため、G君の居住地には大雨警報が出て休校になりました。
G君は、最初こそ休校を喜んだものの、家にいて友達に会えないことの方が寂しいとお母さんに言ったそうです。

G君の今年の目標は、友達と思い出をたくさん作ることだそうです。G君のこの友達を強く求める心が学校に通うモチベーションでした。しかし、反面これがG君が不登校の理由にもなっていたのです。

G君の不登校の理由。不安が招いた誤解が不登校へ

G君の不登校の理由とは・・・

去年、4月に遠方から引っ越してきて、新しい学校に入ったG君は慣れない土地に来た緊張も解けぬまま新学期が始まってしまいます。慣れぬ土地に慣れぬ人でG君にとって教室の中は決して居心地のいい空間ではありませんでした。教室にいると、まだ見知らぬクラスメイトの動向がどうしても気になってきます。自分以外のクラスメイト同士はどんどん仲良くなっていく(ような)気がして自分は取り残されていく(ような)気がしたそうです。

そのうち、自分がクラスメイトから拒まれている(ような)気がしてきて孤立感と不安が深まっていきました。

そして、段々と教室に行くのが辛くなりついには体調を崩して登校ができなくなりました。

孤独や不安から、クラスメイトから拒まれているという誤解をしていたと自覚したG君

その後G君は、カウンセリングに来て、自分がクラスメイトから拒まれている気がしていたのは、自分が孤独で不安だったことが理由だとの自覚に至ります。

このように、G君のさびしがりやの性格は、クラスメイトへの誤解を生みG君を孤独に追い詰めることとなりました。しかし反面、G君のさびしがりやの性格のおかげで、人と触れ合える機会のある学校は、通学のモチベーションにもなりました。

人の性格に良いも悪いもない。要は、どの場面で発揮させるかなのだ。

と私は改めて感じました。無料面談について詳しくはクリックbn-01

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