転校する?しない?~後悔しない決断のために~
こんにちは。不登校支援センター名古屋支部の伊藤みゆきです。
秋も深まってきましたね。食べものも美味しいこの季節、何を食べようか迷ってしまうことも多いですね。そんな選択に迷った時、みなさんはどのように「これにする!」って決めていますか?
今回はとある高校生の女の子のお話をしたいと思います。
彼女は高校に入学してからすぐに学校に行くことができなくなりました。きっかけは教室の雰囲気が辛くなったこと。欠席し始めてからは一日のほとんどを家で過ごすようになっていました。それでも、彼女がずっと思っていたことがあったんです。それは・・・
「進学したい」
ということでした。
「進学したい」という先の見通しがあったことで彼女は決断をしました。
「転校する」
学校を調べたり見学に行ったり、慌しく過ごしながら転校先の学校を決めました。
そして元の学校に転校の手続に行ったときに彼女がとった行動が、今回のブログでいちばん知って欲しいことなんです。
担任の先生から「教室に行ってみる?」と誘われて教室に足を運び、そして、クラスメイトに「今までお世話になりました。ありがとうございました。」と伝えてきたのだそうです。自分から行動を起こすことが決して得意ではない子だったので、お母さんも私も少なからず驚きました。納得して次に進むために、少しの勇気を出して行動したんですね。
この「納得」がとても大切なんです。
周囲にされる「説得」ではなく、子ども自身が自分に「納得」すること
転校する、しないに関わらず、決断の時にこれができるかどうかで今後が変わりますよ!
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