子どものネガティブな言葉に悩んでいる親御さんへ
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
秋が近づいてきましたね。10月生まれの私はウキウキする季節ですが、皆さんにとって秋はどのような季節ですか?
本日は、「子どものネガティブな考えをどうにかしたい!」と思われている親御さんに向けてのお話です。
「うちの子何を話してもネガティブな言葉しか出てこなくて・・・」という親御さんの言葉
「うちの子何を話してもネガティブな言葉しか出てこなくて」という質問やご相談は、カウンセリング時に良くお聴きします。
- 『どうせ勉強したって良い点取れないし』
- 『学校行ったって、楽しくないし』等
子どもたちのネガティブな発言に対し、皆さんならどのように対応されますか?
- 「そんな事ないよ!」と励ます方
- 「何でそんな事考えちゃうの?」と疑問を投げかける方
- 「もっと前向きな事を考えなさい!」と叱責される方
様々なご対応があるかと思います。
しかし、親御さんがどんなに前向きな助言をしても、疑問を投げかけても、子どもは聴いたり受け入れたりしてくれない。そのようなことはありませんか?
その時の子どもの心境はどのようなものか
子どもに、その時の心境を聴いた事があるのですが、このように訴えるケースが多いです。
「聴いてほしいのに、何か言われるのは嫌だ・・・」
要するに、受け取って欲しい言葉を親からはじき返された。という感覚を持っている子どもが多くいます。そのため親御さんの伝えたい事も、子どもは、聴く前から抵抗が生じてしまっている事が多くあります。
1クッション・1アクションを意識してみましょう
そのような時はどのような事を心がけると良いかと言うと・・・
【1クッション・1アクション】
この意識を心がけていただければ良いかと思います。
- 子どもの言ってきたことを受け止める・聴く【クッション】
- その上で、親御さんが話す【アクション】
という流れです。子どもの「聴いてほしい」という気持ちをまずは受け取り、その上で親御さんからの言葉を子どもに贈っていただきたいのです。
最後に
親御さんの「子どものために」という気持ちを無駄にしたくは無いですし、子どもの「聴いてほしい」という気持ちも成し遂げるために、まずはクッションでキャッチしてあげてください。その上で、他の考え方や捉え方を子どもに提案し、子どもの気持ちを少しでも変化させていけるようにアクションをして行きましょう!
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