【小学生必見!】「夏休みに積極的に旅行や遊びに行ってください」とカウンセラーがお伝えする3つの理由
こんにちは。不登校支援センターの佐久真です。
夏休みが明けましたね。
みなさんのご家庭では、夏休みにどこか旅行にお出かけになりましたか?
子どもが1学期に不登校で全然学校に通えないと、親御さんから
- 『学校に行けていないのに、夏休みに遊びにだけ連れて行くなんてしていのかしら?』
- 『遊びに行くより、勉強の遅れを取り戻すことのほうが優先!遊びなんて二の次!!』 等
実際にカウンセリングをしていると、こういったご意見を聞くことが多いです。
しかし、私は宿泊を伴う旅行や、夏休み中に友人たちと遊びに行くことをむしろ積極的に行ってくださいと、親御さんによくお伝えしています。
夏休みに積極的に旅行や遊びに行ってくださいと、お伝えする3つの理由
理由は大きく分けて3つです。
- 家の中で子ども感じる”楽しい”出来事と、外に出てゲーム・PCから離れて感じる”楽しい”出来事は全く感じ方が違うから。
- 夏休み中に、たくさん友達と遊ぶことで、学校の臨場感を薄れさせたくないから。
- 外出先での行動で、過去の失敗体験を成功体験に書き換えることができるから。
①、②は思いつく方も多いかもしれませんね。効果を期待したいのは③の『失敗体験の書き換え』です。
失敗体験の書き換えで、予期不安を起こしにくくする
学校の中でうまく行かなかった体験が、記憶としてそのまま残ってしまっていると、2学期にまた同じようなことに取り組まなければならないとなった時に、子どもは「また前のように失敗するのでは・・・」という予期不安を感じるようになり、その不安を現実にしない為の回避行動を取ろうと考えます。
しかし、夏休み中に外に出て、ご家族や従兄弟、同年代の子ども達と様々な楽しい体験を通じて、過去に学校の中で起きた「うまく行かなかったこと」を、「今度はうまくできた!」という成功体験に記憶を書き換えておくことができると、前述のような予期不安は起きにくくなります。
不登校支援センターでは、こういった夏休み中に具体的に取り組むべきこと等もカウンセリングにてお伝えしております。今何をすべきかを具体化してみませんか?「今」何をすべきなのか一緒に検討していきましょう。
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