バーンアウト(燃え尽き症候群)への不登校支援センターの考え方
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
非常に暑い日が続きますが皆さんいかがお過ごしですか?私は、先日60㎞ぐらいの行程でサイクリングに出かけました。
しかし、その時に給水のタイミングを失敗してしまって、ひどい頭痛をこらえながら家へ帰りました。ほんの少しのタイミングのずれだったのですが大変な目に会いました。皆さんも、こまめな水分補給で熱中症にかからないようにしてください。
1学期を終えて、いざ2学期へ
さて、この時期になると、すごく真面目な子どもや、頑張り屋な子どもが不登校状態になり、親御さんと共にセンターを訪れます。
カウンセリング時に子どもに話を聞いても、
- 「学校は嫌いではない。」
- 「学校で嫌なことをされたことはない。」
- 「友達関係は良好。」
という答えが返って来ます。親御さんも、「なぜ行かなくなったのかわからない。」と声をそろえておっしゃいます。そして「やる気が無くなったのかしら。」ともおっしゃいます。
バーンアウト(燃え尽き症候群)って何?
ここでみなさんは、「バーンアウト(燃え尽き症候群)」というキーワードが頭をよぎるのではないでしょうか?
しかしながら、バーンアウトを間違って捉えている方も多いようです。「バーンアウト」というと「真っ白な灰になっちまったよ・・・。」という状況が頭に浮かぶようです。私を筆頭に昭和生まれの方はそのイメージが強いかもしれません。
しかし実際には、そこまでやり尽くして達成感に浸りきった状況で燃え尽きたならそれは全く問題ないでしょう。ちょっと疲れて立ち止まっただけで、あれだけの達成感を知ってしまうと、「次はこれにチャレンジしてみよう!」という気持ちに切り替えやすいはずです。
バーンアウト(燃え尽き症候群)とは
では実際のバーンアウトは何かというと・・・
環境や自分の価値観などが原因で心のエネルギーが底をついてしまった状態
のことです。
- 「どれだけ頑張っても結果が出せない。」
- 「もう辞めたい。」
といった思いを抱きながらも周りの期待や辞める事で人に迷惑をかけられないといった気持ちから、自分を抑えて勉強・スポーツに取り組み続けた結果、心のエネルギーが底をつき突然立ち止まってしまうことが起きます。心のエネルギーが無いので次に向けて動き出すことなど考えられません。
このような状態の子どもに、勘違いしたままアプローチしてしまうと状況を悪化させてしまうかもしれません。
- まだ俺を苦しめるのか!
- ほっといてくれ!
- 何もしたくないんだよ!
こんな言葉がかえって来るでしょう。
バーンアウトについて不登校支援センターではこう考えます
私たちはこう考えます。
- なぜ、周りの期待に応えなくてはならないと思ったの?
- 辞める事で人に迷惑をかけられないと思ったのはなぜ?
そこには、子ども一人一人に価値観、それぞれの環境があるはずであり価値観を知ることで解決できることが多いのです。その価値観の確認にぜひ、不登校支援センターにお越しいただければと思います。
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