いじめによる不登校をどうサポートするのか①
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
夏休みに突入しました。この不登校支援センターのブログでも多くのカウンセラーが伝えていることですが、不登校解決において子どもの長期休暇の過ごし方は重要なポイントです。長期休暇あけに極度のストレスを子どもが感じないよう、注意深く見守っていきたいものですね。
そして夏休みは、受験を控える学年の生徒達にとっては、精一杯頑張らなければならない勝負の時期かもしれませんが、反面やはり子ども達にとってはウキウキした気持ちになる夏休みだと思います。新学期もウキウキした気持ちでむかえてもらいたいですね。
さて、今回は「いじめによる不登校をどうサポートするのか。」をテーマにお伝えします。
いじめがきっかけで不登校に・・・
いじめられることがきっかけで不登校になるケースがあります。
今まで楽しく学校に行っていた我が子が、いじめを受けることによって、突然学校に行けなくなる。親に心配をかけたくないし、そもそもいじめられていると思われたくないと、いじめを受けている事実を学校に行けなくなるその日まで、子どもは誰にも言えずに耐え忍んでいた、という悲しいケースもお聴きします。
親御さんとしても、胸がかきむしられる思いのすることでしょう。その事実や子どもの気持ちを聴いたとき「本当は子どもに代わって、加害者とその親御さんに、同じような思いをさせてやりたいくらいだ」という親御さんのお話も耳にします。そう感じ考えさせてしまうほど、親御さんにとっても辛い体験であることは、言うまでもありません。
そんな正直なお気持ちと裏腹に、さまざまな葛藤を持つ親御さんをお見かけします。
- 「子ども同士のことは、子ども同士で解決させるべき。親が介入するのは、でしゃばり過ぎなのか。ひょっとしてモンスターペアレンツと思われやしないか。でも、我が子は深く傷ついて学校に行けない事態が起こっている・・・。」
- 「子どもは勝手なことをしないでくれ、と言うものの何もしなければ、ただただ時間が経つだけ。勉強だって遅れてしまう・・・これではさらに行きにくくなるのではないか。」
- 「子どもに代わってこの事態を解決したら、また子どもは何も学ばない。きっと自分の手を汚さず思い通りになる経験を積むだけ。かと言って、このままじっとしてはいられない自分もいて・・・」
紹介したのはごく一部ですが、相反する気持ちや考えが頭を駆け巡る方も多いようです。
いじめによる不登校をどうサポートするのか
不登校支援センターでは深く傷ついた子ども自身のカウンセリングも進めて行きますが、同時に親御さんが、
- どんなタイミングで
- どの程度介入し
- どんな方法をとるのか
についても、さまざまな事例を知ることで、どんなサポートが子どもに適切であるかを一緒に考えていきます。
いじめは、子ども達にとっては深く傷つけられた体験です。しかし、起こってしまったことは変えられません。この苦い体験を通じて、子ども達も成長できる機会とすることや、再発を防止するサポートを心がけたいものです。(渦中にはそう思えなくても・・・)