家族のチームワークが不登校解決のカギ!~一生懸命なのに上手くいかない落とし穴~
こんにちは。不登校支援センター大阪支部の桒原航大(くわばらこうだい)です
皆さんは、これまでに何かスポーツなどをされた経験はありますか?私は、小学校のときにバスケットボールを習い、好きになりました。それ以来、テレビでアメリカのプロの試合を観戦しています。
今日はスポーツの例も交えながら、お話をしていけたらと思います。
スポーツに全く興味がない方でも、不登校の解決に役立つ視点(子どもがカウンセリングを拒否しているご家庭は特に)をきっと持っていただけるかと思いますので、お付き合いいただけたらと思います。
AチームとBチーム、どちらが強いと思われますか?
まずは質問です。どっちのチームの方が強そうですか?
- 【Aチーム】 スーパースター(他の選手よりも飛びぬけて上手くて、強い選手)がたくさんいるチーム
- 【Bチーム】 並の実力を持った選手ばかりのチーム
当然、Aチームだと思いますよね。実際、二つのチームが勝負した場合、Aチームが圧勝することが多いと思います。ただ、歴史を振り返ると、時にはBチームが勝っちゃうときもあるんです。選手としてのレベルはとても差があるのにもかかわらず、です。
なぜ、Bチームは勝てたのでしょうか?
理由はいくつかあると思いますが、中でも勝てた大きな理由としては、優れたチームワークということがあるようです。チームワークとは、お互いに協力して役割分担して、一緒に目標に向かっていく取り組みのことを指しますが、そこがとっても重要になっているようです。
たとえ1人1人の選手は並の実力でも、優れたチームワークは、時にその人が持っている以上の力を与えてくれます。逆に、いくら一人ひとりの選手は優秀でも、悪いチームワークは、その人が持っている力を十分に発揮することを邪魔してしまいます。
それぐらい、チームワークってとても大事なことなのですね。
スポーツと全く同じだとは思いませんが、家族も1つのチームだと考えたならば、家族にも通ずる部分があるかもしれないと思いませんか?
スポーツのチームよりも家族のチームの方が大変かもしれません
家族の方がより大変だと思うのは、家族というチームはかけがえのない一人ひとりの存在で成り立っているので、代わりの人がいないということです。スポーツであれば、調子の悪い選手は調子の良い選手と交代させてあげればいいですよね。でも、家族にはできません。代わりはいないからです。
だからこそ、誰かの調子が悪いとき、家族の良いチームワークでその人をサポートできると、その人にとって大きな力、後押しとなっていきます。
ただ、カウンセリングでお話をお聴きしていると、ご家族1人1人はとても一生懸命考えて、取り組んでおられるのですが、ボタンの掛け違いからか、なかなか上手くいっていない状況に度々出会います。
そういうときこそ、カウンセラーがお役に立てる機会だと思っています。
(スポーツの世界でいえば、チームのコーチに近い存在でしょうか。)
今、ご家庭のチームワークはどうでしょうか?
1人1人は一生懸命やっているのに上手くいかない、そんな状況が続くようであれば、親御さんだけでもできることはありますのでご相談にお越しくださいね。
関連ワード: コミュニケーション , スポーツ , チームワーク , バスケットボール , 不登校 , 不登校支援センター大阪支部 , 優れたチームワーク , 家族 , 役割分担 , 親子関係