日常会話から良好な親子関係を築く方法~「そんなの言わなくても分かるでしょ~」は危険?!~
こんにちは。不登校支援センター名古屋支部の伊藤みゆきです。
日に日に気温も上がってきましたね。最近は「スーパー猛暑」なんていう言葉も耳にします・・・
さて今回は、日常会話で意識したい大切なことをお話したいと思います。
カウンセリングの場で親御さんからも子どもからも時折聞くフレーズがあります。それは・・・
「そんなの言わなくても分かるでしょ~」
という言葉です。
「そんなの言わなくても分かるでしょ~」という言葉
- 親子だから言わなくても分かるでしょ~
- 夫婦だから言わなくても分かるでしょ~
- 友だちだから言わなくても分かるでしょ~ 等
理由は様々あると思いますが、カウンセリングの中で本当によく、この言葉を耳にします。
言葉で伝えることが親子の関係性を築いていくことも
とある中3の女の子のお父さんのお話です。
子どもと毎週末一緒にジョギングをしているお父さん、普段は仕事が忙しくて話す機会も無いんだそうです。だからお父さんにとっては週末のジョギングは貴重な子どもとの時間。ジョギング中も特に会話があるわけでもなく、黙々と一緒に走っていたそうなのですが、それでもお父さんにとっては「嬉しくて楽しい」時間だったそうです。でもこの「嬉しくて楽しい」は言葉にして子どもに伝えたことはなかったそうです。
お父さんの言い分はまさに「だって毎週末一緒なんだからこちらが嫌がってないことは伝わっているんじゃないかな~」でした。
「ためしに伝えてみましょうよ!」ということでお父さん、恥ずかしながらもチャレンジしてくださったのです。そうしたら何が起こったか・・・
普段ほとんどしゃべらない子どもがお父さんに「ジョギングシューズを新しくしたいから一緒に買い物に行って欲しい」と言って、親子デートが実現!さらにそこで子どもから高校の進路について自分の思っていることを話してくれたそうです。
最後に
お父さんか「自分の気持ち」をちゃんと言葉にしてくれたことで、子どもも「自分の気持ち」を伝えることができたのだと思います。親は子どもの鑑(かがみ)と言いますよね。いつもは「言わなくてもわかるだろう」と思っていること、意識して言葉にしてみませんか?
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