カウンセラーって何やるの?~カウンセラーの役割を紹介~
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
近頃の日本では「カウンセリング」という言葉自体はよく聞かれるようになりましたね。しかし、カウンセリングの現場で、カウンセラーが実際どんなことをするのかはまだまだ理解されていないように感じます。
カウンセラーの役割といっても、実は一言では言い表せないほど様々なことを担っています。
あるときは調整役、聞き役に徹することもあれば時に厳しく渇をいれることもあります。今回はそんな沢山の役割の中から1つ役割をご紹介したいと思います。
なかったことにしたい思い出、溜め込んでませんか?
先日友人が主催する劇団の舞台を観にいってきました。仕事も家族もすべて失ってしまった主人公の男性が、自称思い出管理人を名乗る女性と共に過去に戻ります。
誰にでも一つや二つこれまでの人生で後悔していることあのときこうしておけばよかったと思うことがあります。そういった思い出は大概は普段の生活では忘れていて、むしろなかったことにして心のどこか片隅に置いておく、蓋をしておく・・・そういった思いがどんどん積み重なってゴミ山のようになっていきます。
そんなゴミ山状態の思い出を、主人公が1つ1つ向き合って乗り越えていく、というストーリーでした。悲しい恋愛や親子の確執もあり、観ているこちらもグッとくる内容で思わず泣いてしまいました。
思い出は消えないけど形は変えられる
自称思い出管理人の女性が主人公に語りかけます。
・時間が経てばいいなんて嘘だよ。本当に向き合った人だけだ。
・思い出は捨てても消せない。なかったことにはできない。
・逃げても逃げても変わらず残るよ。
途中からこれはカウンセリングだなあ、と思えてきました。
カウンセラーは思い出管理人である
これまで蓋をしている思い出に向き合うのは大人ですらとても勇気のいることです。それは子ども達であれば尚更でしょう。そんなとき私達カウンセラーがお子さんの思い出管理人となって一緒に寄り添いながらお話をしていきます。
最後に・・・
人は何か心に引っかかった思い出があると立ち止まってしまうことがあります。それが不登校となって表れていることもあるかもしれません。そういった意味でお子さんがこれまでどのような体験をしてきたかをお聞きしていきます。
お子さんにとってこれまでどんな思い出があるのか一緒に探っていきませんか。
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