「お母さん(お父さん)のせいだ!」という子どもへの対処法
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
夏が少しずつ近づいて参りましたね。熱中症などにはくれぐれも注意してくださいね。
本日は、私が担当していたクライアントの、子どもから「お母さん(お父さん)のせいだ!」と言われ困ってしまった親御さんの事例を紹介したいと思います。
子どもから「お母さん(お父さん)のせいだ!」と言われた経験はありませんか?
例えば朝、子どもを起こした時に・・・
親:「ほら、もう時間だから起きなさい!」
子:『うーん…』
親:「そろそろ起きないと学校に遅れちゃうよ!」
子:『何でそんな事をいうの?!そんな事言われたから起きたくなくなった。お母さんのせいだからね!』
こんなやり取りをされたことのある親御さんも多いのではないでしょうか?ただでさえ朝のストレスのかかる時間にこんなやり取りをしていたら、親御さん自身も大変ですよね・・・
先ほどの親御さんと子どもの会話の様に、何かにつけて親御さんのせいにする、という子どもの相談をされる方が多くいらっしゃいます。
ここで我々カウンセラー、そして親御さんが考えるべきポイントはどこでしょうか?
「お母さん(お父さん)のせいだ!」という子どもと接するポイントは
「「お母さんのせいだ!」という子どもに対して、なんて言葉を返したら良いのか分からないんです・・・」とおっしゃる親御さんはとても多いです。しかし、「子どもに、なんて言葉を返すか」を考えるより先に、考えていただきたいポイントがあるんです。それは・・・
どんな目的で親御さんのせい(責任)にしているのか
ということです。子どもの目的を把握した後に、どのように子どもと接するべきかを考えていけると良いでしょう。
先ほどの例を振り返ってみると・・・
「起きようと思ったのに、お母さんのせいで起きられなかった。」という風に変換する事もできますね。本来、「起きる」という子ども自身の行動に関して自分で果たさなければいけない責任を、お母さんの起こし方が悪いという理由を付けて、責任を逃れてしまおうとしています。
ただ、今回の行動はもともと考えていたというよりもとっさに出てきたものであると考えられます。そのため、どのように子ども自身が行動の責任を果たす事ができるか。というポイントに目を向けて子どもと話す事ができると良いでしょう。
最後に
まだ子ども達は、責任の果たし方を知らない事が多くあります。
「お母さん(お父さん)のせいだ!」と言われた時には、不登校支援センターにお越しいただき、子どもがどうやって自分自身の行動に責任を果たす事ができるのか、といったところを検討し、子どもの成長に繋げていきませんか?
実は責任転嫁の目的はまだ考えられる可能性がありますので、こちらはまたお話させて頂きますね。
関連ワード: お母さんのせいだ! , お父さんのせいだ! , 不登校支援センター東京支部 , 子どもの目的 , 責任 , 責任の果たし方 , 責任転嫁 , 責任逃れ