不登校解決現場レポート

不登校問題においてカウンセラーが介入することで得られる3つの効果

こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。

6月になりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。旧暦では「水無月」ですね。梅雨で雨の多い時期なのに、なぜ「水の無い月」と表現するのだろうか・・・。という疑問を、「6月は水無月」と学んだ中学時代に持ったのは私だけでしょうか・・・?(ちなみに「無」は「の」という連体助詞で、「水の月」という説が有力なのだそうです)

さて、今回は子どもの不登校で悩んだ時にカウンセラー(第三者)が介入をするメリットについてお話したいと思います。

カウンセリングを受けていることをクラスメイトや同級生に見られたくない

親御さんや学校の先生が、スクールカウンセラーに会って話をしてみることを子どもに提案しても「カウンセリングを受けていることをクラスメイトや同級生に見られたくない。」という理由から、子どもが拒否してしまう・・・。

そんなお話をよく、カウンセリングの場で親御さんからお聴きします。子どもが拒否するため、しぶしぶ親御さんだけでスクールカウンセラーと何度か話をする。といったことは、よくあることではないでしょうか。

しかし・・・
場所が変わる(学校の敷地内ではない)と、子どもによっては話が変わってくるケースがあるようです。聴くと、「地元さえ気をつければ、自分のことを知っている人に、見られることがないので、安心してカウンセリングを受けることができる。」という子どももいます。

このように人目を気にする子ども達が多いように感じます。

本当は誰かに相談し解決策を見出したかったA君

私が担当しているクライアントの中に、A君という子どもがいます。

  • カッコつけていたい
  • 家族には弱みを見せることはできない

とA君は思っており、『勉強をする意味がわからないから、学校には行かない。』と不登校になった理由を家族に伝えていました。しかし本当は違う悩みを抱えていたんです。

A君は、「誰かに相談したいし、気持ちを分かってくれる存在が欲しいから、友達に打ち明けてみようと思ったけど、そもそも学校には行っていない。だから友達に直接会って話す機会さえない。」と言っていました。

 A君から話を聴くと・・・
スマートフォンから、SNS(インターネット)にアクセスすると、たまたま同じような境遇の人に知り合うことができ、A君は自分の悩みを打ち明けることができたそうです。A君も、最初は、自分の気持ちに共感してくれる、自分の悩みをわかってくれる仲間ができたと感じたそうです。そして幾分、気持ちも楽になったのだそうです。
でも・・・
心地がいいのは最初だけでした。なんとなく傷の舐め合いが起こっているだけだということに、A君はうすうす気づいていたようです。現状を打破したいけど、A君にとって、その時できることは「傷を舐めあうこと」でした。解決策を見出せないまま時間だけが過ぎていたそうです。

このA君のように、「本当はなんとかしたいけど、どうすることもできない・・・」そんな葛藤を抱えている子ども達が多くいます。早くなんとかしてやりたい、と不登校のカウンセラーとして思います。

そこで、第3者が介入するメリットは・・・

不登校問題において、カウンセラーが介入すると得られる3つの効果

  1. 第3者だからこそ、本当の悩みを打ち明けることができる。

  2. 第3者の言葉だからこそ、素直に受け入れることができる。

  3. 専門家だからこそ、子どもにあった解決の糸口を見出せる。

思い起こせば私自身も、子ども達と同じように、学生当時は家族に自分の気持ちを素直に話せなかったことを思い出します。誰だってそんな時期をたどることがあるのかもしれませんね。無料面談について詳しくはクリック不登校支援無料相談会について詳しくは

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