子どもの心の状態を理解できる可能性がある1つの質問
こんにちは。不登校支援センター大阪支部の桒原航大(くわばらこうだい)です。
本日は「過去」についてお話をしたいと思います。
突然ですが!あなたはこれまでどんな人生を歩んできましたか?
突然ですが、皆さんは「あなたはこれまでどんな人生を歩んできましたか?」と聞かれたら、どんなふうにお話されますか?
- 良いことばかりで幸せな毎日だった。
- しんどいときもあったけど乗り越えてきた人生だった。
- 失敗ばかりであまり良いことがなかった。辛い毎日だった。 等
どうでしょうか?
もちろん、一言では話しきれないと思いますが、これまでの人生に抱く印象はそれぞれ違うかと思います。そして同じ過去の出来事でも、10年前の印象と今の印象には違いがあるかもしれません。そして、この先の10年後にもまた、印象は変わっているかもしれません。
子どもが過去をどう話すかに着目することで、子どもの心の状態を理解することができる可能性も
実は心理学では「完璧な過去」は存在しないそうです。
どういうことかというと・・・
その人の「ある過去の出来事」というのは、その時の心の状態によって、いかようにも脚色され、変わってしまうそうです。そのため、大事なのは話している内容が事実かどうかよりも、今話している内容そのものに、その人の今の心が表れているということだそうです。見方を変えれば、過去をどう話すかによって、今のその人の心の状態を理解することも出来るかもしれません。
最後に・・・
お子さんは、昔のことをどんなふうに話しますか?
お子さんの今の気持ちを理解するヒントになればと思い、書かせていただきました。気になるやり取りがありましたら担当カウンセラーに聞いてみてくださいね。
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