お悩み解決「一問一答」不登校解決現場レポート

「うちの子、目標が無い・・・」~子どもの可能性や視野を広げる方法~

こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。

 

 

気温も上がり、夏が徐々に顔を見せ始めましたね。

今回は、親御さんからよくご相談いただく内容について、紹介していきたいと思います。

「うちの子、目標が無いみたいなんです」
「うちの子、○○がしたい、という事が無いようで…」

目標が無く、気力が無いように見える子どもに対して、「親としてどのように接していけばいいのだろう・・」というご相談を良くいただきます。我々カウンセラーは、そのお子さんの状況に合わせてカウンセリングを行うのですが、その中で大事にしている事があります。

それは、子どもの可能性や視野を広げてあげる、ということです。

子どもに目標を持たせるということはとても難しいですし、人から持たされた目標はなかなかやる気になれないですよね。そのため、子ども自身が目標を持てるよう、可能性を広げてあげることはとても大切な事と考えられます。

また、目標を持たない子どもに避けたい未来をいくつか挙げてもらう事も視野を広げる1つの方法です。

子どもに「将来したい事やなりたいものは何かある?」と聞いて「特に…」と返ってくることはしばしばありますが、「将来なりたくない事とか、避けたいものはある?」と聴いてみると、少なからず避けたい未来を想像しませんか?「○○になるために頑張る」という事も大切ですが、「△△にならないために今何をすべきか」と考えることも、子どもの視野を広げることに繋がりますよね。

【事例】「留年はしたくない」高校生の子どもの場合

以前、私が担当したクライアントの中に、「何をしたら良いのか分からない」「身動きが取れない・・」という高校生の子どもがいました。

その子に、「将来なりたくない事とか、避けたいものはある?」と質問を投げかけたところ、「留年はしたくない・・」という答えが返ってきました。

そのため、どうしたら留年を防げるかをテーマとして一緒に取り組んでいきました。まずは出席日数や単位数の確認をすることから始めました。そして、別室登校や途中からの登校をすることで、少しづつ教室に戻っていけるようにカウンセリングを進めていきました。その結果、留年を避ける事ができました。

最後に・・・

上記は、あくまで一例でしかありません。しかし、これまで考えなかった「将来なりたくないもの」「将来避けたいもの」を考えたり、知ったりすることで、子どもが前向きになれる機会は沢山あるはずです。

子どもの視野を広げることは親御さんの視野を広げることにも繋がってきますので、子どもへの適切な接し方を知るためにも、まずは子どもの、そして親の視野を広げてみませんか?
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