長期休み明けは増える「宿題が終わらないから学校に行けない・・・」への対応方法
こんにちは、不登校支援センター札幌支部の松本です。
長期休み明けになると、不登校に陥る子どもたちが多く、夏休み明けや冬休み明け、またゴールデンウィーク明けには多数のご相談をいただきます。
長期休み明けに学校に行かなくなる理由は「宿題」
子どもたちが長期休み明けに学校に行けなくなる理由としてよく挙げられるのが、「宿題」です。「宿題をやっていないから」という理由から学校に行くことが出来なくなるパターンは少なくありません。
だからこそ、親御さんとしては宿題の進捗状況などを子どもに確認して、無理やりにでも終わらせようと躍起になることは珍しいことではありません。
宿題を終わらせることが出来なかったから、学校に行けない・・・
「宿題を終わらせることが出来なかったから、学校に行けない」という言葉を聞いて、このブログを読まれている皆さんはどう思われますか?
何の問題もなく聞こえるかもしれません。仮に宿題が終わっていなくても登校は出来ますし、忘れても平然とした顔をして登校ができる子どももいます。(過去の私もそうでした・・・)
自分の学生時代を思い返すと、「宿題を終わらせることが出来なかったから学校に行かない」という選択肢を選んだことはありません。私の場合は、宿題をやらずに学校に行き、先生から叱られるまでが1セットだったなと思い返されます。
- 「お腹が痛いから学校に行けない」
- 「頭が痛いから学校に行けない」
- 「先生が嫌いだから学校に行けない」
このように理由を挙げていくと幾らでも書くことが出来ますが、お腹が痛くても、頭が痛くても、先生が嫌いでも、学校に行く子もいます。子ども本人が言う、登校できない原因に目を向け、1つ1つの事象に対して対処をしてあげる事も大事なことではあります。
しかし、ここで大事なことは・・・
学校に行かないことの目的に目を向けなければいけないという事です。
学校に行かない(行けない)。その子どもの目的とは?
行動には、必ず目的があります。学校に行く目的や、行かない目的も子どもによって様々です。
お子さんの言葉に耳を傾けるのは大事なことですが、どこに重きを置くのかによって支援の形も変わります。今一度、お子さんの言う言葉の目的を考えて頂ければ幸いです。
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