長期休み明けに登校できなくなる子どもが見せる「2つの前兆」
皆さん、こんにちは。不登校支援センター福岡支部の永島です。
新年度が始まり、新しい生活環境に慣れてきたかと思う頃にある、ひと時の休息ゴールデンウィーク。
ゴールデンウィークをきっかけに学校に行かなくなる、という子どもは少なくありません。
ゴールデンウィーク明けに登校しなくなる子どもの特徴としてよく見られる前兆が2つあります。
- そもそも新学期から行く気はなかったが、無理矢理登校している
- 新学期にとても期待しており、とても張り切っている
という前兆です。
学校に行きたくなくなってしまう「そうなってしまうメカニズム」
実際に行かなくなった時、より対応に困り、慌ててしまうのは2の方かもしれませんね。
- 「期待していたものと違う」
- 「今度のクラスは環境が悪い」
- 「今度のクラスは先生が悪い」
など、子どもからネガティブな言葉が発せられることが多くなり、学校への行き渋りも始まります。
反対に、「すっごく良いクラスになれた!」と喜ぶ子どももいます。しかし、こういったケースでも後々に学校に行かなくなることがあります。
なぜかというと・・・
人間は、友人関係など良好になってくると気が緩み始めます。いわゆる「素が出始める」という現象がおきるのです。その時に、「何か違う。」「自分の扱いが悪くなった。」などと違和感や不快感を感じたりして、学校に行きたくなくなってしまう、ということが起こります。
実はこれ、『そうなってしまうメカニズム』があるのです。
「学校に行きたくない」と言い出した子どもへの対応方法
実際に学校に行きたくないと言い出した子どもに対する声かけや対応方法も、難しいものだったりします。そして、親御さんとして子どもに「みんながみんな、あなたの望むようにはならないのよ。」と現実を告げることしかできない、というケースもあるかと思います。ここで、「うん。そうだよね!」と子どもが思えるのであれば話は早いのですが、なかなかそうはいかないのが、人の心理の難しいところ・・・。
- 周りとどう接していけばいいのか
- 自分はどう振舞えばいいのか
新しい環境での振舞い方、周りとの接し方にどんな声かけやアドバイスをしてあげたらいいの?と親御さんとして悩むことも多いのではないでしょうか。
そんなときに、『そうなってしまうメカニズム』を知っていると、「じゃあどうすれば良いのか」ということを考えられるようになります。
最後に・・・
不登校支援センターでは、「そうなってしまうメカニズム」の話を親御さんにも子どもにも伝えています。
そうすることで自分の振る舞い方に自信を持てるようになっていく子や、周りの人のことを受け入れられるようになっていく子もたくさんいます。
「やり方」を知ると、「試してみたくなる」という好奇心を子どもは持っています。その好奇心を活かしていくことで、『問題』は『課題』になり、『成長』へとつながっていきます。
同じような悩みを感じている場合は、是非不登校支援センターをお訪ねくださいね。
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