カウンセリングを卒業したご家族からのお手紙〜当時の1年は長かった・・・〜
こんにちは。不登校支援センター大阪支部の桒原航大(くわばらこうだい)です。
5月も下旬となり、そろそろ1学期の折り返し地点ですね。あっという間でしたでしょうか。それとも、やっと折り返しに来たという感じでしょうか。
カウンセリングを卒業したご家族からのお手紙
さて、先日、すでにカウンセリングを終結してから1年ほど経つクライアントからお手紙をいただきました。お手紙には、元気に通っているお子さんの様子や、最近の出来事などが書いてあり、私も読んでいて嬉しい気持ちになりました。
手紙には、「学校を休んでいた当時の1年はとても長かったですが、良い経験をしたと思っています。今ならそう思えます。」と書いてありました。
親御さんとして、この経験を通して、子どもだけでなく、親としての成長もすることができたと振り返っておられました。
カウンセリング当時を振り返ると・・・
しかし当時を振り返ると、親御さんは「子どもにどう関わったらよいのだろうか」「今までの関わり方が悪かったのだろうか」と、ご自身をたくさん責めていたようにも思います。
親御さんの手紙にも「どちらに進めばよいのかわからなかった、あの真っ暗闇」と当時を表現されておりました。今、同じお気持ちを感じられている方も多いかもしれません。
それでも、これだけは心に留めておいてください。
不登校は、すべての子どもに起こりうることですが、すべての子どもに起こるわけではありません。
多くの親御さんにとって、初めてのことです。
初めてのことに対して、どうしたらよいか分からずに不安になる。それは無理もないことだと思います。それに過去を振り返ったときでも、
- 「あのときはそうするしかなかった」
- 「あれしか関わり方が分からなかった」
ということがほとんどではないでしょうか。
それでも、押しつぶされそうな不安から逃げ出さずに、解決方法を必死に勉強され、自分の時間を割いてでも取り組んでいる姿には本当に頭が下がります。
私たちもその不安が少しでも楽になるお手伝いをしていければと思っています。
最後に・・・
このカウンセラーブログにも全国のそれぞれの支部で、臨床の現場で、活躍しているカウンセラーの実践やそれに基づく考察など、たくさんの情報が詰まっています。それらもお子さんのサポートに役立てていただけたらと思います。
それでも、親御さん自身が行き詰ったときは、いつでもお待ちしておりますのでお話をお聞かせくださいね。
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