[書籍「夜と霧」から学ぶ]子どもから「生きる意味」を問われた時の対応方法
こんにちは、不登校支援センター横浜支部の安則芳郎です。
今回の記事では、「生きる意味」について話をしていこうと思います。少し壮大なテーマになりますが、お付き合いくださいね。
誰だって人生の中で一度は考えたことがあるかもしれない「生きる意味」
- 青少年期に考える「生」と「死」。
- 絶望の淵に立たされた時、「このまま生きていて何の意味があるのだろうか?」という自問自答。
例えばお子さんから「生きる意味」について問われたとしたら、皆さんはどのように答えられますか?
正直なところ、私自身は「生きる意味は?」と深く考えたことはあまりありません。しかし、カウンセリングやコーチングを実施していく中で「生きる意味」について考えるお子さんが多いことから何かヒントになるものはないだろうかと模索していました。
そんな折、ヴィクトール・E・フランクルという心理学者の『夜と霧』(世界的にも大変有名な著作です)という本に出会いました。
「夜と霧」では、生きる意味について1つの考えが記されています
「私たちが人生に意味を求めるのではなく、人生が私たちに求めてくる意味を見出そう」
強制収容所での過酷な体験をした心理学者が綴ったこの著作の中で語っているこの言葉には大変な重みがあります。過酷な状況で多くの人が「生きる意味」を見出せず命を落としていった現実を目の当たりにしてきたからこそ確信を得た発想なのかもしれません。
「自分が人生に意味を求める」という考え方から「人生が私たちに求めてくる意味を見出してみる」という発想へ
子どもから生きる意味について問われた時は・・・
大切なのは、子どもからの問いかけに今すぐ答えることではありません。子どもが悩んでいる時すぐに問いかけて答えを出させることでもありません。行き詰まりを感じた時や絶望の淵に立たされた時にどうやって活路を見出していくか、どうやって希望を捨てずに考えていくか、という有益な問いかけをし続けることなのだと思います。
私たちカウンセラーがお手伝いできることもあるかと思いますので、お気軽にご連絡してみてくださいね。それでは本日はこの辺で。
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