不登校専門カウンセラーが考える子どもが5月病になる2つの理由
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
先日、福岡へ帰ったときに中2の娘が、「後輩ができる、どうしよう~。」と独り言を言ってました。実際に後輩が出来てどうだったのか、福岡に帰った時に詳しく娘に聞いてみたいと思っています。
さて、中1ギャップということで前回、前々回とブログを書かせてもらったのですが今回は、はるか昔から存在する「5月病」にスポットを当てたいと思います。
ちなみに・・・
外国には「5月病」は存在しません。バカンス明けの9月、10月に体調を崩す人がいるらしいのですが、明確な単語として存在はしていないようです。また日本では、「5月病」という言葉は年度の考え方が始まった明治時代ぐらいから存在しているらしい、とのことです。
「5月病」になる2つの理由(考察)
1つ目の理由は・・・
年度が替わることで起こる環境の変化に対応しないといけないためです。
例えば部署の配置転換や転勤、進級や進学など大きなライフイベントが4月にあり、それに順応するのに4月は全力で取り組む方まないといけないと考える方もいらっしゃるかもしれません。
これは日頃よりも強い負荷が自分の心と体にかかってくることを意味します。
2つ目の理由は・・・
頑張りすぎて疲れが溜まったり、精神的な疲労がピークに達する頃にゴールデンウィークがあること、です。
自分を限界に追い込んで疲れた時に長めのお休みをもらって寝転がった後、その連休が終わり、再び立ち上がる時の困難さは容易に想像できると思います。
しかし、平気で立ち上がる人の方が多いのも事実です。そのため、ゴールデンウィーク前の頑張っている姿を見てきた人は、その何もしない姿を見ると「サボるな」「がんばれ!」と声をかけるかもしれません。もしかしたら、立てないのではなく、立ち上がらないことを選んだケースもあるかもしれませんね。果たして、「サボるな」「がんばれ!」という、その声は届いているのでしょうか?逆に追い込んでしまっているかもしれません。
最後に・・・
子どもの考え方や現在の状態をしっかりと見極めることが先決です。立ち上がるために必要なことを、私たちカウンセラーと一緒に考えていきましょう。
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