お悩み解決「一問一答」子供の心理学

「学校に行かないのは私の育て方が間違っていた?」と思っている方へ

こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。

今回は、不登校のお子さんをお持ちの親御さんへ応援メッセージを伝えたいと思い、このブログを書いています。

子どもが学校に行かないのは私の育て方が間違っているの?と思われている方へ

不登校支援センターに相談に来られる親御さんの中には

  • 「どうして家の子だけが」
  • 「周りの子達はちゃんと学校に行ってるのに」

と、今たまたま学校に行って問題なく成長していると思える他人の子どもたちと比べて、「子どもが学校に行かないのは私の育て方が間違っていたのだと思います・・・」と言う方が多くいらっしゃいます。しかし、私たちカウンセラーが支援していて感じることは、「決してそんなことはありませんよ。むしろ敬意を表したいくらいです。」という事なんです。

「私の育て方が間違っていた」と思われている親御さん達に今回お伝えしたいことは「別の見方をして見ませんか?」ということです。

「別の見方」を一緒に考えてみましょう。

例えば、もし子どもが「はしか」や「風疹」にかかった時、どんな反応や処置をしますか?

決して、子どもの不摂生を責めたり、気持ちの問題だ!と叱咤はしないのではないかと思います。大人になってから「はしか」や「風疹」を罹った場合の身体的リスクは随分と世の中に浸透していますから、「子どものうちに罹ってくれて良かった」と思われる親御さんが大半で、手厚く看病するのではないでしょうか?

これを、「不登校」にあてはめて見るとどうでしょう。

思春期、青年期(初期)にある生徒(学生)時代は、全く問題なく毎日学校に通っていたお子さんでも、たまたま発達段階の問題が見られなかった(潜伏していた)だけで、社会人になってから問題が表面化して

  • 「会社に出社できない」
  • 「○○さんが嫌だから会社を辞める」

などと、「転職を繰り返すあるいはニートとなって社会から孤立してしまっている」というケースは多いかと思います。

そう考えると、今、不登校という症状を表してくれているお子さんは、むしろ着実な発達段階(成長段階)にある証拠かも知れません。お父さんやお母さんの育て方が適切で温かいから、子どもは今の時期に年齢相応の発達段階の壁と向き合えている、と言う面もあるかもしれません。これは、「はしか」や「風疹」でいうところの、「今の時期で良かった、後遺症のリスクを最小限にできる。」かもしれません。

最後に・・・

「親である自分が悪いから・・・」という罹ってくれて親御さんの思いは、親御さんが立派に子どもを育てようとする愛情と責任故の感情ですから、そこまでご自身を責める必要はないのではないでしょうか。

「はしか」「風疹」にかかっている子どもが早く治るように、苦しい症状から脱するように対処(看病)してあげるのと、支援センターに相談に来られ、「いつのタイミングでどのように子どもを応援していくのが良いのか」を一緒に考えて行くといった支援は相通ずるものではないかと思います。

どうか養育不安に押しつぶされることなく、一緒にお子さんの成長を見守りましょう。不登校支援無料相談会について詳しくはbn-01

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