不登校解決現場レポート

不登校の予兆を見逃さないために気をつけるたった1つのこと

皆さん、こんにちは。不登校支援センター福岡支部カウンセラーの永島です。

1月1日の新年に引き続き4月1日の新年度というものは、個人的には良いタイミングで振り返りと気持ちの引き締め、また仕切りなおしできるなぁ、と感じております。

日本社会の多くの人たちが、4月から気持ち新たになっていくのではないでしょうか。

 

話はちょっと変わりますが・・・
以前私は中華料理を習っていたことがあります。そのときの先生(普段中華料理店のシェフをしている人)が話してくれたことで、とても印象に残っている話があります。

「春先になると酢豚の注文が増えるんですよ。」という話です。

酢豚を食べたくなった。それは不登校の予兆?

人はストレスを感じていたりすると、酢の物(すっぱいもの?)を本能的に欲するらしいです。春先は環境の変化が多い時期なのでストレスがかかりやすく、酢豚が出やすくなるとのことでした。

ただ、これは本人が「最近環境の変化が多く、ストレスが多くかかっているから、対策として酢豚を食べよう!」と意識して注文しているのではなく、本能がなんとなくで酢豚を注文させるように欲求を出し、酢豚を注文するという行動に繋がっているそうです。そして、先生は「それでも、食べたことが無いものを本能が欲することはありません。だから、子どものうちから、できるだけいろんなものを食べさせてあげてください。そうすると本能で対処できるようになっていけます。」とおっしゃっていました。

私は不登校問題についても、同じようなことが起こっているのでは?と考えています。

学校に行くことで子どもが感じているストレスに対して、子どもの本能が「行かない」という行動をとらせている

ということです。

うちの子、ストレスを処理できているのだろうか?という視点を

学校に行かなくなる子どもたちの多くは「なんで行けないのかわからない」と言ったり、聞くたびに学校に登校できない理由が変わったりします。また、学校に登校できない時間が長くなった子は、登校できない理由として「ずっと休んでいたから行きづらい。」としか言わなくなってしまうことも多いです。(最初に登校できなくなった理由が子どもから出てこないことが多くあります。)

このときに、いろんなストレスの対処方法を子どもが経験していると、本能的にその対処方法を取れたりするのだと思います。しかし、その対処方法が無い(少ない)と、「行かない・しない・避ける」という行動で対処してしまいます。

春休み明けや夏休み明けは、学校に行かなくなりやすい時期でもありますし、今現在も、『ゴールデンウィーク明け』という休暇明けで行かなくなりやすい時期でもあります。

これは長期休暇を経験することで、学校に行かないことが『身体や心が休まったという経験』にもなってしまいます。(もちろん、本来そういう目的での長期休暇でもあると思いますが)

子どものそばにいる親御さんには、「子どもはストレス処理が出来ているのかな?」という観点で日々、子どもと向き合っていただきたいと思っています。

  • いつも真面目に振舞えている子
  • いつも笑顔で礼儀正しい子
  • いつもたくさんの友だちがおり、楽しそうにしている子
  • 部活などの運動に熱心に取り組んでいる子も

も一見するとストレスが無い様に見えてしまいます。

いつもの振る舞いの様子だけでなく、「どんなストレス処理を行っているのか?」という部分にも着目していただくことが大切になります。

最後に・・・

「上手くストレス処理できているのかな?」と疑問に思われる親御さんは、是非、不登校支援センターにご相談ください。早めに疑問を持ち、早めに対応することが、ストレスを発生させない、または発生しても長引かせない一番の方法です。

 

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