これだけで変わる!相手と良い関係を作る効果的な質問テクニック
こんにちは、不登校支援センター横浜支部の安則芳郎です。
本日は「効果的な質問」によって悩みを解決するちょっとしたテクニックについて書きたいと思います。
人間関係において、何か失敗をしてしまった(と、自身で思っている)ことをイメージしてみてください。
さて、突然ではありますが人間関係において、何か失敗をしてしまった(と、自身で思っている)ことをイメージしてみてください。
子ども時代も含めて私が思いつくのは
- 言わなければいいのに、ついつい相手を叱りつけてしまった
- 重要な会議で一言も発言できなかった
- 眠い中で起こされた時、起こしてきた相手に逆切れしてしまった
などです。
少なからずこういった場面に遭遇することは誰しもに起こりえることだと思います。そんな時、誰かから
- 「なぜそうしたの?」
- 「なんでそうなるの?」
- 「どうしていつもそうなの?」
と聞かれたら・・・どのような回答が思い浮かぶでしょうか?
先ほどの私の例でいうと
・言わなければいいのに、ついつい相手を叱りつけてしまった
⇒だって相手がワガママなことを言ってきたから!
・重要な会議で一言も発言できなかった
⇒会議に出席している人たちがみんながすごく怖そうで・・・
・眠い中で起こされた時、起こしてきた相手に逆切れしてしまった
⇒「起きなさい!」とか、うざい声で言ってくるから逆切れした
こういった回答が思い浮かぶ人もいるのではないでしょうか?
上記の回答例をみると、共通するところがあります。
それは全て「自分以外の存在のせい」になっているところです。
どうして自分以外の存在のせいにしてしまうのか?
実は言葉(質問)には“印象”というものがあり、
「なぜ」とか「なんで」「どうして」という、英語で言うと「Why」に当たる形での質問は、印象として“責められている”“怒られている”と感じやすいものなのです。
責められたと感じると、人は防衛本能が働くので「責め込まれないように誰か(何か)のせいにしなきゃ」とか萎縮して何も言えない状態になりやすいんですね。
ですが、誰か(何か)のせいになってしまうとそこから先の発展性がなくなってしまいますよね。
質問した側の気持ちとしても
- 「自分の良くないところと向き合ってほしいのに!」
- 「いつも人のせいなんだから!」
と気分が良くないものです。
「効果的な質問」によって悩みを解決するちょっとしたテクニック
そこで、ひとつのテクニックをご紹介します。
それは「なぜ?」(Why) を 「何が?」(What)に変えてみることです。
先ほどのに例を一つ挙げて考えてみると、
【状況】
言わなければいいのに、ついつい相手を叱りつけてしまった
に対して
【質問】
“何が”(あなたを)そういう気持ちにさせたの?
と、してみるとどうでしょう?
答える方としては、自分と向き合いやすい感覚にならないでしょうか?
- 「自分の中に怒りの感情があったのかな?」とか
- 「相手をコントロールしたい気持ちがあったのかな?」など
“何が”を用いることで相手の価値観に触れたり、相手に深く考えてもらうことに繋がっていきやすくなります。何かのせい・誰かのせいにしてしまうより、ずっと建設的なコミュニケーションになりますよね。
大切なのは、起きてしまった失敗について「責める-責められる」の関係を作るより、相手がどういう思いや価値観で、今現在の行動をしているのかなということに、こちらからアクセスしてあげることです。
今回は質問の仕方次第で、相手と良い関係を作るテクニックについてご紹介させていただきました。是非使ってみてくださいね!
それでは本日はこの辺で。
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