不登校支援において「何故?」ではなく「どうしたら・・」が大事な理由
こんにちは、不登校支援センター札幌支部の松本です。
不登校支援センターでカウンセリングを行う中で、親御さんや子どもたちから多くの「何故?」という言葉が出てきます。私自身もプライベートにおいて色々なことに「何故?」と感じます。本日はその「何故?」についてお話をしていこうと思います。
テレビがつかない。「何故?」子どもたちに質問した結果
例えば、テレビがつかないとします。みなさんは、「何故」だと思いますか?子どもたちに同じ質問をすると、様々な「何故?」についての考えを伝えてくれます。
- 電源コードが抜けているから
- テレビの寿命だから
- 液晶が壊れたから
何故?と思うことは当たり前の感覚なのですが、ここで注意しなければならない点があります。それは、何故?=原因 についつい目がいってしまうことです。先ほどの例のように、テレビなどであれば原因の究明をし、故障であれば修理を、もし治すことが不可能であるならば買い換えを、など出来ます。しかし、カウンセリング内での「何故?」の多くは過去に遡っていく事が多い為、今までの子育てや家庭環境についてなど、親御さんが過去に目を向けてしまうことが多くなってしまいます。
「何故?(原因さがし)」ではなく「どうしたら・・・」への考え方が重要
時間を巻き戻すことは出来ません。「何故」ではなく「どうしたら・・・」に変換をしていくことが出来たらいいですね。
「どうしたら・・・」と考えることは先を見る行為であり、目的があるからこそ、考えられることです。
先を見て、目的を達成するために「どうしたら・・・」ということを考えることが、カウンセリングでの一番の役割かも知れません。「どうしたら・・」を一緒に考えていきましょう。
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