お悩み解決「一問一答」子供の心理学

『過保護』『過干渉』の抑制方法〜あなたならどうする?クイズ付〜

皆さん、こんにちは。
不登校支援センターの福岡支部の永島です。

本日は子どもとの接し方において度々悩みどころとしてあげられる、『過保護』、『過干渉』という言葉について考えていきたいと思います。

「もう!!“○○からは学校行く”って言ってたじゃない!!」【前編】

”過”というだけあって、あまり良いイメージがない方も多いのではないでしょうか?なぜ、この『過保護』、『過干渉』が良くないのか、という話もありますが、そちらについては

札幌支部松本先生の記事【母親と子どもとの会話を例にして過保護・過干渉を解りやすく説明】
大阪支部西村先生の記事【母親(父親)が子どもへの過保護・過干渉がやめられない3つの理由】

を是非読んでいただけたら、と思います。

今回ここで考えていただきたいことは、『過保護』『過干渉』を抑制する方法についてです。

(問題)『過保護』『過干渉』の考え方の正解は?

ここでひとつ、皆さんに質問です。ある事例について考えていただきたいと思います。

【事例】
夕食のときに、お母さんがご飯を作りました。子どもに食事の準備ができたことを伝えましたが、子どもがスマートフォンを使っていて、なかなか食卓についてくれません。

子どもにご飯を食べさせたいこの時、どのような行動をとりますか?

1、もう一度子どものところに行き、子どもが動くまでそばで見張る
2、放っておいて、自分で来るのを待っておく
3、スマホをとりあげ、ご飯を食べたら返すようにする
4、無理矢理ご飯を食べさせるという実力行使
5、ご飯を持っていってあげて、「スマホしながらでも良いから食べてね」と言う
6、「温かい方が美味しいから、冷めてしまうとお母さん悲しいわ」とIメッセージで伝える
7、早く食べ終わったら好きなデザートつけてあげるよ!とご褒美を導入
8、「すぐに食べに来なかったら、明日からスマホを没収するよ!」と罰を導入
9、「今日はもういいけれど、明日からは食事の時間をちゃんと決めようね。」とルール決めを提案
10、「すぐに食べないなら、もうご飯あげないよ!」とご飯自体を無しにする
11、「いらないのかと思って、お母さんが食べちゃった。」とお母さんがご飯を食べてしまう
12、子どもがご飯を食べに来たときに、改めて作り(温め)なおしてあげる。

1~12まで、私が思いつく選択肢をざっとあげてみました。
さて、この記事を読んでいる皆さんは、どのような行動をとりますか?

この事例から考えていただきたいこと

  • 「あ~、いつもこういう行動になってしまっているな~」
  • 「こう言われてみると、これが正解なのかな?」
  • 「いや、これだけは無いでしょ!」

などなど、皆さん様々に思うことはあると思います。実はこれ、どれが正解というものはありません。ここで皆さんに考えてもらいたいことは、

  • お母さんだけが嬉しいという行動(結果) ⇒ 過干渉
  • 子どもだけが嬉しいという行動(結果) ⇒ 過保護

という考え方です。

『過保護』『過干渉』を抑制する方法とは?

『過保護』・『過干渉』を抑制する方法は・・・お母さんも、子どもも嬉しいという行動(結果)を考えて、実行することです。

一般的にはそのような選択の行動が『過保護』、『過干渉』と言われることもあるかもしれません。ですが、お母さんも子どもも嬉しいという結果になるのであれば、それはその親子、家族の特徴でもあると思います。

人それぞれ考え方、価値観が異なることはよく知られていることと思います。同じように家族も、それぞれの価値観や在り方が異なるものだと私は考えています。

最後に・・・

不登校問題解決の取り組みも同じです。

それぞれの家族の特徴を理解していくことで、子どももお母さんも、家族みんなが嬉しいと思えるような行動(結果)を考えていけるように、私たち不登校支援センターのカウンセラーは、皆さんを全力でサポートしていきます。

お母さんも子どもも嬉しい行動(結果)を知りたい方、ご自分の家族の特徴を知りたい方は、是非不登校支援センターのカウンセラーにご相談ください。

ちなみに・・
私の家では、先ほどの事例(問題)の解答では、7の選択肢を選んでいます。私もデザート食べたいので(^^)

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