厳しく言うと状態が悪化し不登校は長期化してしまうのか?
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
だんだん暖かくなり、春が近づいてきましたね。春休みを目前に、今年度をどう締めくくるのかが大事な時期になりました。カウンセリングで親御さんとお話していると、お子さんが不登校になってから、様々なことを考え、試行錯誤をなさっていることを感じます。そして、不登校が長期化すればするほど、お子さんに言いたいことをずっと我慢されていらっしゃる親御さんが多いように感じます。
悩んでいる子どもに厳しいことを言うと余計に状態は悪化し、さらに不登校が長期化してしまうのではないか・・という不安
『悩んでいる子どもに、厳しいことを言うと余計に状態は悪化し、さらに不登校が長期化してしまうのではないか・・・』という不安から、子どもに対して言いたいことを我慢されている親御さんも多いのではないでしょうか。
「書籍には、『子どもを見守りましょう、子どもの良いところを見つけて誉め言葉だけを出しましょう』と記してあったから」とおっしゃっていたお母様もいらっしゃいました。
我慢すると思わず出てしまう、言葉と口調や表情の不一致
自分の心に余裕がないときは、いかに大人であっても、剣がある言葉が出てしまったり、不機嫌な対応をとってしまうことがあると思います。日々感じていることを我慢すればするほど、いくら美辞麗句を並べても、口調や声のトーン、視線や表情との不一致が起こります。
特に子ども達はそういったところへの感度が高いものです。
子 : 「ホントにそう思っているの?」
親 : 「そうだよ。」
子 : 「ホントに?」
親 : 「そうだよ。」
子 : 「ホントに本当?」
親 : 「思ってるって、言ってるだろっ!」
こういった会話をしたことのある方もいるのではないでしょうか。
親から気を使ってもらえる状態を維持したい、と子どもが思っているケースも
また、子どもに対して腫れ物に触るような対応を続けていると、「親から気を遣ってもらえる状態を維持したい」と考える子どもも出てきます。
学校の話が出たら不安な表情を見せることで、親御さんが学校の話をしにくくなることを知っている子どもがいるのも事実です。
これでは、お互いにとって良い関係ではないかもしれません。
最後に・・・
言いたいことをどう伝えるのか。
声を荒げて子どもを否定するのではなく、悩みを一緒に解決する協力者であることが伝わると、子どもも自分自身の問題に向き合えるのかもしれません。
まずは、今お子さんがどんな状況なのか、カウンセラーにお知らせください。
初回無料面談にてお話を伺えればと思います。
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