家族で不登校と向き合うために必要なこと
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
今回は、実際のカウンセリングについてのお話をしたいと思います。
当センターには様々な形で皆さんがお越しになっているんですよ。
- ご両親とお子さん
- お母さん・お父さんのどちらかとお子さん
- おじいさん・おばあさんとお子さん
- お母さん・お父さんどちらかのみ
など、ご家庭によって来訪されるケースは様々なんです。
そして、どういった形でお越しいただいても、
- どのような向き合い方が良いのか。
- どのように取り組めばいいのか。
という話をカウンセリングでしております。
必ずお話することの中に「家族」と「不登校」との向き合い方があります。
このブログを読まれている皆さんの中には、意外だと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
不登校の改善にはご家族の皆さんの協力が必要不可欠です。
子どもにとって、家庭(家族)は心から安心していられる場所や存在である事が大切です。
ですので、不登校という状況でもお子さんが安心できる場所は必要なんです。
ですが、カウンセリングにお越しになる方の中には
- 両親間での方針が全く合わない
- 祖父母がなかなか不登校を受け入れられずに叱責してしまう
- 家族全員の考え方がバラバラ
といったケースが多くあります。
このようなとき、私たちは、一体何を考えどんな行動をするべきなのでしょうか?
お子さんの気持ちや立場が置いてけぼりになっていないか考える
まずは、
お子さんの気持ちや立場が置いてけぼりになっていないか
という事を確認してください。
当事者であるお子さんが置いてけぼりになってしまうと、正確な状況の把握などはとても難しくなってしまいますし、中には家庭に居辛さを感じてしまう場合もあります。
ですので、ご家族との向き合い方で迷われている方こそ、お子さんの気持ち、お子さんの立場や居場所が不安定ではないかを確認してみて下さい。
その後、ご家族としての認識を統一する事が大切となってきます。
なんとかしてあげたい!というご家族の気持ち
私がカウンセリングの中で家族の皆さんとお話をして感じるのが、家族の皆さんの「何とかしてあげたい!」という強い気持ちです。
お話を聞いていて、この気持ちは本当に心強く、大切だなと本当に思います。
ですが、その気持ちがご家族の中で空回りしてしまっているケースは多く感じております。
なぜ家族間で空回りや行き違いが多く生じてしまうのでしょうか?
親御さんや、おじいさん、おばあさんの育ってこられた環境によって学校の概念には違いが大きくあるかと思います。
ですので、「不登校=〇〇〇」 の認識がバラバラになっているケースが多くあります。
このような時は、
- 不登校とは一体どのようなものなのか。
- お子さんの状況や様子はご家族皆さんの目からどのように写っているのか。
という事を共有できると、多くの目で見て考える事ができますよね。
ですので、不登校=悪、かわいそう、病気等の観点ではなく、ストレス処理の一種だという認識を持てるように、少しずつ認識の共有を図れると良いかと思います。
詳しくは1月7日更新の大阪支部の佐久真先生のブログにも書かれていますので、そちらもぜひご覧ください。
不登校を使いこなす高校1年女子のAちゃんの事例
ご家族という、お子さんにとって1番頼れて、安心できる環境をまずは作っていきましょう!
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