学校は5つのストレス要因で成り立っている?子どもが「家では元気」なのに学校に登校しない理由②
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
本日は、前回学校は5つのストレス要因で成り立っている?子どもが「家では元気」なのに学校に登校しない理由①の続きを書いていきたいと思います。
5つのストレス要因で成り立っている学校
3、期限・目標を決められることに対してのストレス耐性
夏休みの宿題などいい例です。
誰も望んで宿題を出してもらっているわけではないと思いますが、宿題の量、提出期限など決めるのは全て学校です。テストや部活でも目標を決めるのも基本学校です。
ここに強いストレスがかかってきます。
学校に行っているときは、当たり前と受け止めているのですが、その強制力などがなくなる、もしくは理不尽に感じてくると
- 「宿題をやってないから学校に行けない」
- 「部活がきつくて負担だ」
など強制力を逆手に取った言い訳などが増えてきます。
この言い訳に悪意などはありませんが、このストレス耐性が落ちてきている証拠になります。
社会人になれば期限目標を守れないとなると一人前扱いはしてもらえないでしょう。
4、自分が無駄と感じることへのストレス耐性
よく親御さんから子どもが
- 「めんどくさい」
- 「どっちでもいい」
など、煮え切らない返事をすることが増えた、などという話をよく聞きます。
この無駄と感じることへのストレス耐性が落ちてきている証拠かもしれません。
ここでは「無駄」と書いて表現していますが、決して無駄なものなどありません。「自分にとってあまり必要と感じないもの」という意味で「無駄」と表現しています。
塾の勉強と学校の勉強を比べれば分かるのですが、塾は「いかに無駄を削るか」というのが勉強方針になります。
- 受験教科のみ
- 苦手教科の克服
- 定期テスト対策
- 授業についていくための復習
など、そのニーズにあったプランを提供してくれます。
また最近は集団塾よりも、より無駄が少なそうな個別指導塾も非常に多いです。
さて学校はどうでしょう。
無駄だらけです。
- 主要教科ばかりの授業ではない
- 主要教科でも発表形式だったりする
- 受験でも出ないようなレポート提出がある
- ホームルームや掃除の時間などもある
これはいろんな力を身に付けさせるのに考えられたカリキュラムだと思いますが、自分は苦手だとなれば「無駄」というよりも「避けたいもの」になります。
体育が好きな子は体育を無駄だとは言わないですが、嫌い子には無駄となるわけです。
社会人の場合でも、連絡・報告・相談・会議・付き合いなど、無駄に感じれば全て無駄ですしストレスになります。
5、評価を受けるストレス耐性
集団にいれば必ず評価を受けなければなりません。
学校であればテストや通知表はもちろんですが、友達・先生からの評価、部活での評価。絵を書けば飾られる。体育をやればタイムを計られる。などいろんな評価をされます。
よく親御さんからもお聞きする言葉、
- 「うちの子は何でも気にしすぎなんです」
- 「自意識過剰なところがあるんです」
の類です。
これは評価を受けることに対して非常にストレスがかかっているのかもしれません。
社会人の場合でも評価は「社会的評価」ですからそのままですね。
コーチングとは5つのストレス耐性を鍛えていくこと
前回からの続きで書きましたが、前回分も含め5つのストレス耐性を鍛えていくことがコーチングと言われるものです。
次回は不登校状態のお子さんを取り巻く環境として、おじいちゃん、おばあちゃんなどができる対応などを書きたいと思います。
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