子どものやる気を育てるために必要な「たった1つのこと」
皆さん、こんにちは。
不登校支援センター福岡支部の永島です。
年が明け、新年を迎えると、今年の抱負・目標などを考え、心機一転頑張ろう!という気持ちになる方も多いと思います。
多かれ少なかれ、子どもたちのほとんどがそういう気持ちを持つことがあります。
センターに通っている子どもたちとの話題にも必ずと言っていいほど、この話題があがります。
新年のタイミングに「目標を立てよう!」という気になれるかどうかが大切
この新年のタイミングに「目標を立てよう!」という気になれるかどうかで、1月~3月の過ごし方が大きく変わります。そのために、私達は、年末までの時間を使ってしっかりとカウンセリングを進めています。
そこで、本日はどんな状態であれば「目標を立てよう!」という気になれるか?ということについてお話していきたいと思います。
どんな状態であれば「目標を立てよう!」という気になれるのか?
私の好きな言葉に「やってみないとわからない。」という言葉があります。
すぐ諦めてしまう傾向が強い子どもの考え方としては、「やらなくてもわかる」「どうせ失敗する」と考えてしまい、「やっても無駄だ」と決めつけてしまうことが多いです。
このとき子どもに接している親御さんとしては、「やってみないとわからないじゃない。」「とりあえずできるところまででもやってみれば良いのに。」と思われるのではないでしょうか?
なぜ、子どもたちは「やらなくてもわかる」「やっても無駄だ」と考えてしまうのでしょうか。
この考え方になってしまうのは、過去の経験に答えがあることもあります。
自分が何かをやろうとしても、
- 「今のあなたには無理でしょ・・・」
- 「そんなこと今言っても仕方無いでしょ・・・」
- 「どうせ出来ないんだから・・・」
- 「どうせすぐに辞めるんでしょ・・・」
- 「そんなことやって何の意味があるの?」
などという言葉を言われたりしていることがあります。
よくある例を紹介します。
幼稚園に通う子どもが、大人が飲んでいるブラックコーヒーに興味を持ち、「飲みたい!」と言ってきたとしましょう。親はどのような対応をするか想像してみてください。
「どうせ苦いと言って飲めなくなるんだから、駄目よ。」と言っていたりしないでしょうか?
子どもが小学生のとき、「宿題してから遊びに行きなさい!」と子どもに言いますが、子どもは、「帰ってきてからちゃんと宿題をするから!」と交渉してくることもあると思います。
過去に何度もそう言って、帰ってきてから宿題をしていなかった子どもだった場合ですと、「そんなこと言って、ちゃんと宿題したことないじゃない!どうせしないんだから駄目よ。」と言う場合もありますよね。
日常生活における積み重ねで潜在意識が育ってしまう可能性があります。
日常生活におけるこのような言葉の積み重ねによって、「自分ではできる!やりたい!と思っていても、どうせ駄目だって言われるんだな。」と言う潜在意識が育ってしまう可能性があります。
そして、それが「どうせやっても無駄だ。」という考え方に繋がってしまうケースもあります。
もし、子どもに
- 「とりあえずやってみよう。」
- 「できることから頑張ってみよう。」
という考え方をしてもらいたいと思う親御さんは、子どもが自分で考え、自分で決めたことに対しては、信じて付き合ってあげるという態度を貫いてみてください。
これは日常生活の些細なことから始めるのがポイントです。
そして有言実行できるのをしっかりと観察し、認めてあげてください。
最後に・・・
数年、十数年の日常生活で身についてしまった思考傾向を変えるのは簡単ではありません。
同じように日常生活の小さな積み重ねをしっかりと続けていってください。
・具体的にどのようなことをしていけば良いのかわからない
・今自分がしている、子どもへの声かけが適したものなのか不安だ
という方は、是非カウンセリングにお越しください。
ご家庭、子どもに合ったアドバイスをしていけたら、と思っています。
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