不登校の子どもにどんな言葉をかけたらいいのか分からない親御さまへ
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
本日は、初回無料面談にてよく親御さんから聞かれる「子どもに今、どんな言葉がけをすればいいんでしょうか」といった質問に関する話をしたいと思います。
「子どもにどんな言葉をかけたらいいのか分からないんです・・・」
当センターでは初回無料面談に親御さんのみでお越しいただいており、お子さんの現状をお伺いした上で「今、ここから未来に向けて我々に出来ることは何か」を一緒に考えていきます。
初回無料面談では、多くの親御さんから、「子どもに今、どんな言葉がけをすればいいんでしょうか」といった質問をいただきます。
相談にいらっしゃるご家族を全力でサポートすることがカウンセラーの役目だ、と日頃考えている私ですが、初回無料面談の段階でお子さんの心に届く言葉を見つけることが難しい、というのが正直なところとなります。
「相談に行く意味がないじゃないか」と思われる親御さんもいらっしゃるかもしれません。
しかし、初回無料面談の時点で明確なアドバイスを差し上げられない、ということには理由があります。
アドバイスをする上で対象者(お子さん)の個性を(ある程度)把握することは、とても重要なポイントになります。
お子さんの個性を把握することで、初めて的を得た(ある程度)アドバイスができるようになります。
例えば、親が頑張れと声援を送ることが、子どもにとっての勇気付けになる場合もあれば、「まだ、これ以上頑張れというのか!」と反発を生む場合もあることでしょう。
子どもの心に届く言葉がけをするためには、お子さんの状態を把握することがとても重要になります。
子どもの心に届く言葉がけには、お子さんの状態を把握することがとても重要になります。
ある心理テストには「僕は友達付き合いが旨い」にマルかバツをつける質問があります。
マルをつけた子の中には「人が好き」という子もいれば、逆に「人が怖いからあえて努めて積極的になっているだけ。本当は一人でいるのが好き」という消極的な子もいるかと思います。
つまり、人付き合いが上手くても、人付き合いにストレスを感じる子がいるということになるかと思います。
一般的に「良い」といわれている言葉も
「どんな子」で「どんな場合」かにより、効果がなかったり、逆効果になる
そんな場合もあります。
だから、我々カウンセラーは、お子さんがどんな個性の子かを確かめることに力を注ぎます。
初回無料面談の段階では、まだお子さんの情報が充分に集まっていません。
もちろん、一般論としての注意やアドバイスを差し上げたり、様々な事例を紹介したりしておりますが、カウンセリングを重ねてお子さんへの理解を深めていくことが、的確なアドバイスへと繋がります。
カウンセリングを重ねて確度を高めたうえで、投げるボールにこそカウンセラーの本領が発揮されるのだ。
そんなふうにご理解いただければ幸いです。
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