不登校解決現場レポート

学校は5つのストレス要因で成り立っている?子どもが「家では元気」なのに学校に登校しない理由①

こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。

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カウンセリングの現場では、親御さんからこういった言葉をよく聞きます。

  • 「家では普通なんですけどね」
  • 「家では元気なのに、なんで学校に行けないのだろう」
  • 「友達もいるし、なにが学校に行かない要因なんだろう」
  • 「学校にとりあえず行って座ってればいいだけなのに」

確かに家での様子を伺うと、「普通」もしくは「元気」という子どもが多いです。
しかし子どもに「学校に行きなさい」という類の話をすると、途端に表情が曇り、親子で言い争いになったりする事もあります。

子どもは、なぜ学校に行けない(行かない)のでしょうか。

学校は5つのストレス要因から成り立っているといっても過言ではありません。

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5つのストレス要因で成り立っている学校

1、クラスメートなど人間関係に対するストレス処理能力

1クラスに30人いたとします。自分以外の29人とは関係性がみんな違います。
例えば【友達として継続していきたい子】【部活が一緒の子】【嫌いな子】【コンプレックスを感じる子】【いてもいなくても気付かない子】など。
いろんな関係性があります。
こういった関係性にストレスを感じすぎないか、もしくは処理ができるか、という対応能力です。

私の学生時代を思い出すと、私個人としては風紀委員みたいな役割をしようとする子が苦手でした。
その子に注意されないように、その子が好きな話題を予め知っておき、共通話題にして責められるのを回避していた思い出があります。

クラスにいじめっ子がいたとしてもクラスメイトはいろんな手段を使って回避をしようとします。
【いじめられっこを守ろうとする人】【いじめっ子に加担する人】【先生に報告する人】【いじめを見ないようにしている子】【直接注意する子】など様々です。
これはどれを選ぶから正しいというものではなく、あくまで自分の優先順位にのっとって動き、ストレス処理をしているわけです。
この関係性に対してストレス処理能力が苦手な子は、
「クラスにいじめっ子がいるから」
「授業中うるさい子がいて集中できないから」
などを理由に人間関係に対するストレス処理能力を不登校という形で処理をしてしまっている状態です。

これは社会人になったらさらにハードルが上がります。
上司、部下、同僚、利害関係のある関係性など、多種多様になってきます。
こういった関係性を学ぶのも学校です。

2、自分の力ではどうしようもならないことに対するストレス処理能力

【学校が遠いのできつい】【宿題が多い】【受験指導がきつい】【制服がかわいくない】など自分の力では変えることができないものに関してのストレス処理能力です。

カウンセリングの現場でも非常によく聞きます。
私もカウンセラーでなければ
「最初から分かってたことでしょ」
「それを言ったら元も子もないじゃない」
「他の子もそれで学校に行かなくなったの?」
と言ってしまいそうです。

社会に出ても納得できないことがあったり、理不尽に感じることは沢山あります。
もっと言えば、自分に100%合う環境など存在しないということです。

残り3つは、次回お話させていただきたいと思います。

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学校は5つのストレス要因で成り立っている?子どもが「家では元気」なのに学校に登校しない理由②

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