不登校解決現場レポート

【子どもの不登校】転校や転入など環境を変えるということをどう判断するか(前編)

こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。

2017年になりましたね。2016年は、皆様にとってどんな年だったでしょうか。

毎年、今年一年を表す漢字が年末に発表されます。

昨年一年を振り返り、もし皆さんが「自分自身の一年を漢字一文字で表してみる」としたら、どうなりますか?

忙しい毎日の中、少し立ち止まって感じてみるのもいいかもしれません。

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さて、本日は【環境を変えること】について書こうと思います。

単位制や通信制の高校に転入をしたほうがいいのでしょうか?

そんな質問を親御さんから受けることがよくあります。
親御さんとしても、何をどう判断して良いものかと考えあぐねてしまいますよね。

今回のブログでは、子どもの転校や転入をどんなタイミングで、どんな過程を踏んで判断していくのか、一緒に考えていきたいと思います。

環境を変える判断は、実に難しいものです。

不登校支援センターのカウンセリング時に、よく伺うケースを紹介

中学校時代は、学校でも屈指の成績を誇り、周囲からは「彼は有能だ」という認知を受けていたという生徒がいます。
いざ高校に通い始めると、自分と近しいレベルの生徒ばかりで、中学校時代ほど彼は目立つことがなくなってきました。
定期テストを終え、自分なりに頑張ってはみたのですが、満足のいく結果が得られずに、自信を失ってしまいました。
そこで、挫折を経験した彼が、「なにくそ」と思って踏ん張り、これを成長の機会をするのか、それとも「もうダメだ」と思ってクヨクヨして、様々な理由を後からつけて環境のせいと片付けてしまうのか。

これは物ごとの受けとめ方によります。

前者の受けとめ方をする子どもは、今後さらなる困難が待ち受けていても、挑戦する心が育つでしょう。
後者の受けとめ方をする子どもは、環境を変えたところで、同じ課題に直面する可能性が非常に高いのです。
ですから、安易に「環境を変えたら良い」と判断することはできません。

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ケースにもよりますが、まず今できることをやってみて、それでもどうしようもなく苦しいのであれば環境を変えるのもひとつの手段なのかもしれません。
次回はまた異なるケースをお伝えできたらと思います。

転校や転入など環境を変えるということをどう判断するか(後編)はこちら

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