夜回りの活動を通して感じた、視点をかえることの大切さ
こんにちは、不登校支援センター札幌支部の松本です。
北海道で冬の寒さを日々感じております。
以前夜回りして感じた深夜徘徊をしている子どもと不登校の子どもの違いというタイトルでブログを書きました。
今回も、その夜回りの活動についてお話したいと思います。
これだけ寒くなってきている中でも、子どもは歓楽街に繰り出して深夜まで街の中を徘徊しています。
その様子を見ていると、彼らは彷徨っているように私には思えます。
彼らにも家があり、家族も居ます。しかし、家や家族のもとに仕方なく帰っていく感じがするのです。
以前もお話をしたように、深夜に出会う深夜徘徊している子どもたちも私が普段関わっている、いわゆる不登校の子どもたちも、大差はありません。
私が夜回りしている地域では、補導される時間は23時~です。
私は20時頃から、声かけを始めていきます。
私が20時頃から、声かけを始める理由とは?
私が早めに声かけをする理由としてはあなたに関心があり、あなたの事が心配だよという思いを持っているからです。そういった気持ちで子どもに声をかけています。犯罪に巻き込まれる可能性は、深夜に近づけば近づくほど高くなっていきます。
このように私が子どもたちに話かけていくと反応は非常に素直です。
促され帰宅する子、私と少し話をする子など、様々います。
・不登校状態であることを打ち明けてくれる子
・リストカットを止められない子
・妊娠をしてしまった子
・暴走行為をしている子
など様々な出会いがあります。
どの子どもたちも不登校と言われる子どもたちと大差がありません。
皆、言葉に出来ない不安を感じ、不適切な行動をしてしまっているだけなんです。
子どもたちを取り巻く環境にはモノが溢れ、私たちの時代に比べると非常に便利で、快適な空間が広がっているように思えます。しかし、ココロの充足感を得られていない子どもたちが多いように思います。
私たちオトナも昔はコドモでした。
コドモたちの見ている世界、聞こえている世界を過ごしてきたはずですね。
でもいつのまにかオトナになり、コドモたちの見ている世界、聞こえている世界を忘れてしまっている。
そんな反省の日々の中、夜回りを行っています。
「子どもとの関わり方が分からない」と今後に不安を感じている親御さんには、
是非一度、初回無料面談にお越しいただきたいと思っています。
ほんの少しの視点の変化が、今まで見えなかったものを見えるようにするかもしれません。