【不登校とストレス】子どもが動き出したのにストレスを感じる親御さんが心得ることで楽になるポイント
こんにちは。不登校支援センターです。 こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
2016年もあとわずかとなりましたね。
今回は、子どもが動き出したときこそ注意が必要!というお話です。
様々なカウンセラーのブログにも書かれていますが、当センターには様々な状況のご家族がお越しになっています。
その中でも今回は、「子どもが動き出した時の子どもへの声掛けのタイミング」のお話をしようと思います。
私が担当しているご家庭の中にも、カウンセリングを進めていく中で 子どもが動き出した(前に進み出した)ケースがたくさんあります。
- 学校に行き始めた
- 家からは出るようになった
- 勉強をし始めた
- 自分の意思を表明しだした
など、様々な動きです。今まで動かなかった子どもが、上記のような動きを見せてくれると 親御さんとしては、安心感をもたれるかと思います。
しかしその安心感の裏側で、親御さんに不安や焦りも新たに出てきたり、執着心が沸いてきたりと、安心だけでは終わらないこともありますよね。
例えば、こういった言葉で子どもを促したくなりませんか?
- 次はもう少し長い時間学校に行ってみよう
- もう少し遠いところへ行ってみよう
- じゃあ次からは教科や時間を増やしてみよう
- 他には何か考えていることは無いの?
「子どもをもっといい状態にしてあげたい。」といった思いや、「もっと動いて欲しい」という気持ちから 上記のような言葉を掛けたくなりますよね。 ただ、このような言葉がけは、タイミングがとても重要になってきます。
では、どのようなタイミングがふさわしいのでしょうか?
子どもから協力や援助依頼があったときに促す事がふさわしいと言えます。 精一杯動いている子どもにとっては、親御さんに認めて欲しいという気持ちがより強くなってきます。 子どもからの発信が無い状況で次のステップへの促しを多くしてしまうと、 子どもは、「促しをどのように避けようか?」という気持ちが大きくなってしまい、親御さんと子どもの考えが平行線になってしまいます。 そのため、子どもからの発信が無い状況においては、 まずは子どもの「今」出来ていることを、出来なかった過去と比べてあげる、ということも子どもが楽になるポイントになりますよ。