不登校の「対処の仕方」は様々。でも、1番大事なことは・・・
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
普段カウンセリングやセミナーの中で親御さんとお話していていると
皆さん不登校についてとても熱心に勉強されていると感じます。
それだけ子どもの様子に関心を持っていらっしゃるということですね。
最近では完全に学校を休んでいなくても
- 子どもの様子がおかしいな・・・
- 不登校になるのではないか・・・
- うちの子って隠れ不登校・・・?
そう不安を感じてご相談にいらっしゃる方も増えてきています。
今は、不登校に関する書籍やインターネットの情報から、手軽に対処の仕方など知ることができます。
気になることがあればすぐに調べられますし、貴重な情報源といえます。
一方であまりに情報が多すぎて
- 何を信じればいいかわからない
- 結局どうすればいいかわからない
と迷われている親御さんも少なくありません。
具体的には・・・
- 「子どもが動くまで待ちましょう」と本に書いてあったがどこまで待てばいいのか?
- 本当に叱ってはいけないの?
- このまま何も言わずに放っておいて大丈夫?
- まず話を聞こうと子どもに声を掛けても何も話してくれない。
親御さんは、24時間365日お子さんの様子をみていますから
日々の対応には毎日悩まれていることと思います。学校を休みがちであったり完全に休んでいれば尚更でしょう。
今、皆さんが受け取っている様々な情報は間違っているわけではありません。
どういうことかと言うと、色々な理論や観点から不登校を考えられていているので多角的になるのは当然です。
さらに、子どもの状況は千差万別。
対処の仕方は様々あって当然なんです。
- 育ってきた環境
- 家族構成
- 学校
- 友達関係
- 子どもの価値観
- 心理状況
どれひとつ同じものなんてないですよね。
それは同じ家庭で育つ兄弟姉妹ですら違ってきます。
まず、第一に考えていただきたいことは
今目の前にいる子どもがどんな状態なのかを正しく理解することです。
例えばこれから山に登ろうとするとき下調べもせずに行ったらどうなるでしょうか。
まさに今年の横浜支部の夏のイベントは鎌倉ハイキングでした。
念のため事前にカウンセラーだけで下見をしようということになったのですが、登山初心者の私はかなり甘く考えていたのです。
大まかな簡易地図と水筒1本、小さなタオル1枚を手にして歩いてみたら・・・
- 道に迷う
- タオルで拭ききれないほど汗だく
- 普段履きなれないスニーカーで足が痛くなる
- 飲み物が足りなくて喉が渇く
結果予定よりも大幅に時間が掛かって疲れ果てて家路に着く・・・
散々でした 苦笑
きっと本来なら、その山の標高はどれくらいなのか
休憩ポイントがどの辺りなのか
どういうルートで登ろうか
登る時間がどれくらい掛かるか
しっかり調べてその山のことを知ろうとします。
その上で持ち物や準備など対策を考えますよね。
不登校も同じです。
不登校と一言で表しても具体的にはどんな状態なのかは子どもによってまったく違います。
- どんな気持ちでいるのか
- 今すぐ動ける様子なのか
- 様子をみてあげたほうがいいのか
今目の前にいるお子さんを知ることから始めていきましょう。
それを理解した上で初めて、お子さんに対して
何をしてあげればいいのかを考えることができます。
実際のカウンセリングでもまずは子どもを知ることから始めています。
最後に・・・
我々カウンセラーは、ある意味ガイド役のようなもの。
子どもを知るってどういうことだろう、そんな疑問からでも構いません。
不登校という山をただやみくもに登ろうとするのではなく、
お子さんなりの登山ルートを探して復学という頂上を一緒に目指していきましょう。
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