高校進学(中学校卒業=義務教育を終える)時の子どもの心理
こんにちは。
不登校支援センターの上原です。
今年も中3の秋を迎える子どもたちがおります。
義務教育の終了が近づいている子どもたちです。
小学校、中学校で不登校を経験されたご家族の多くは子どもの高校生活に大きな不安や心配を抱えます。
義務教育とは勝手が違う高等教育。
「留年」「進級」「赤点」など新たなシステムも加わりますし
勉学をしなければ「卒業」もできません。
入学しやすい高校を選択したとしても卒業できなければ堂々巡りです。
当センターへ通っている多くの子どもが普通高校へ進学しています。
しかし、義務教育期間で不登校経験がある子どもたちに関わらず、高等教育を受けることを選ぶにあたっては分岐点を強く意識しながら臨むことも必要となります。
①名札を社会から貼られている 0~15歳
「何モノにもなれない」=何をしていても何もしていなくても“子ども・小学生・中学生”の名札を社会から貼られている。
- そのぶん守られてもいる。しかし、無職という名札を持つことすら許されない15年間である。
- 何をしてても「小学生の○○」「中学生の○○」として表される。
②名札は自分で選択し自ら貼る 16歳~
「何にでもなれる」=自分で身につける名札は自分で選択し自ら貼る。
- 小学生・中学生は辞められないが、高校生・学生・社会人・フリーター・ニートなどは辞めることもできる。
- 選べない立場から選ばなければならない立場へ急変する
この①と②は、日本で生活している以上、変化として見ると
15~16歳の分岐点は人生のなかでも大きなものとなります。
不登校の経験がある子に関わらず、不登校症状の予防、再発予防の観点で
思考や心の準備が必要な期間であることには間違いありません。
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関連ワード: 不登校 , 分岐点 , 卒業 , 受験 , 留年 , 義務教育 , 赤点 , 進学 , 進級 , 高校生活