子どもが発達障害?と不安に思ったときに読んでいただきたい話
こんにちは不登校支援センター札幌支部の松本です。
本日は、あるお母さんとのカウンセリング内でのお話を紹介したいと思います。
「うちの子、発達障害だと思うんです。」
お子さんの年齢は14歳で、学年は中学校2年生です。
遡ると幼稚園にもなかなか通う事が出来ず、また小学校の6年間もお母さんは非常に苦労してきたそうです。
そんなお話の中で、お母さんから出てきた言葉です。
「今まで苦労して育ててきましたが、子どもは中学校に入り益々、学校に適応できなくなっていきました。この頃、発達障害を疑っているんです。」
とのことでした。
そんなお子さんの特徴としては
- ゲームをし出すと辞められない。注意をすると暴れる。
- 学校の授業、特に国語と英語が分からない。
- 場の空気を読むことが出来ない。
- 朝起きることが出来ない。起こすと暴れる。
などでした。
不登校支援センターは医療機関ではないため、発達障害などの診断を下すことは出来ません。しかし、当センターでは、発達障害であると病院で診断された子どものカウンセリングを行ってきたケースはあります。
そのことを踏まえて大切なことをお伝えしたいと思います。
診断名ではなく、もっと大事なことがある。
「発達障害=不登校になる」ではない、ということです。
仮に「うちの子発達障害かな?」と疑っていたとしましょう。
様々な情報が溢れている中で、どのような支援をするのか?ということは勿論大事なことです。
ですが、
- 「人と同じ行動をする事が出来ない」
- 「学校に行くことができない」
などで発達障害と判断するのは少し乱暴かもしれません。
しかし、親御さんとしては、とても心配に思われるでしょうし、不安な気持ちになりますよね。
「人と同じ事が出来ない」それは、「個性」と捉える
人と同じ事ができない。という見方ではなく、その子どもの個性として捉えてみませんか?
そう考える事で、また違うお子さんの一面を垣間見ることも出来るかもしれません。