不登校の子どもへの対応に絶対必要なことは「登校刺激」や「勉強」ではなく〇〇と〇〇です。
こんにちは。不登校支援センターの佐久真です。 10月に入りましたが、お子さんや親御自身の状態はいかがでしょうか?
私は普段カウンセリングの中で、皆さんと話す時によく『一年間を4つのスパンに分けて考える』 という話をしています。
一年間を4つのスパンに分けて考える
4つのスパンとは? 3月→6月→9月→12月 です。
上記の月は、不登校症状に変化(発生や再発等)が起こりやすい時期であると考えています。
不登校支援センターにこられる方の多くは、学校の先生やスクールカウンセラーなどに相談しても「待ちましょう」と言われたりして 先の見通しの立たない状態に辟易して来られる方が多いです。
しかし、9月は夏休み明けですし親御さんも「夏休み明けから子どもの状態が変わるかも・・・」という期待をされたりしますよね? 私が9月以降に担当した、初めて不登校支援センターに来られた方々の話の中に、 「9月いっぱい様子を見ても子供の状態が変わらず、今後の見通しも全く立たないのでとにかくどうしていいか解らない・・・不安だ・・・」 というお声をよく聞くようになってきました。
「不登校」という状態に対する不安というよりは、 「この状態がいつまで続いてしまうんだろう、、、」という ”先の見通しがたたない”ことへの不安 が上がり易い時期であるということが言えます。
先の見通しを想像しやすい期間というのは「約3ヶ月先まで」です。
10月時点で先の見通しがたっておられない方に、まず中期目標として見通しを持ってもらいたいのは12月の年末です。
不登校支援は「登校しないという行動」に対する対処療法ではありませんので、 即効性を期待することはなかなか難しいです。
ここからの10月〜12月の3ヶ月でしっかり積み重ねた結果が、 次の1月〜3月のお子さんの行動に繋がります。
そして、10月〜3月までの6ヶ月(半年)をかけて積み上げてきた 子どもの対応や親子関係改善のアプローチ、不登校症状に対するカウンセリングとコーチングが、 とても重要な「4月」という進級進学のタイミングをどのような状態で迎えるのか、 ということに繋がってきます。
ですから、今は12月(年末)までどのようなプランで支援を行なうのか?
ということを まずは初回無料面談にお越しいただき、カウンセラーと一緒に考えていくべき時期だと考えております。
タイトルにある〇〇と〇〇の中に入るのは
『子どもの状態の見極め』と『支援方針と計画立て』です。
子どもの登校状況(学校に行ったか、行ってないのか)という表層的な部分だけで子どもの状態を見ていた9月の状態から、『何の目的で学校に行かないという行動をとっているんだろう?』 という違う視点を持っていただき、 対処療法から早く抜け出せるように(多角的視点で不登校を見つめ直す為に)、 心理検査の結果やカウンセリングの所見からプランをしっかりと立て、 どのような支援が親御さんや子どもに必要なのかを しっかり見極めてもらう機会にして頂ければと思います。