不登校の子どもと良好な親子関係を築くための方法【事例1】【第4回目/全4回】
こんにちは。不登校支援センター横浜支部カウンセラーの本沢です。
前回の続きで、事例を交えながら「信頼関係の構築」の話をお伝えしますね。
今回は、「自ら課題に取り組む姿勢も増えてきた」の続きでしたね。
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B子さんは、新学期から3日に1日程度は休みながらも登校を続けました。
その間、カウンセリングに来てくれた際は、
「友達と新しく共通の話題が出来た。盛り上がれて楽しい。」
と話してくれました。
とはいえ1日クラスにいると、意識しなくても気を遣ってしまう様で、疲労感は感じていました。
それも、2週3週と続けて行くと疲労感は軽くなってきた様で、途中からは週5日登校できる状態でした。
定期試験も「受けない」状態から、友達にノートを借りて自発的に勉強をして「受ける」事が出来て
成績も思った以上に良く、本人も満足した様子でした。
その結果を、「やれば出来るんですね(笑)」などと、振り返ってくれました。
もちろん全てのケースがこれに当てはまる訳ではありませんが、
子どもが不登校から立ち直る過程には、「親子間の適切な関係」が必要だと感じます。
そして、今まで私が担当させてもらったクライアントは、
親子間の関係が変化した事で再登校に繋がった方が多いです。
自我形成途中の子どもたちが親にも誰にも頼らずに自分一人で解決出来る事は少ないので、
親や周りの大人たちの「手助け」が必要です。
ただ、手助けをやり過ぎると「自分でやらなくて良い」状態になり、自主性が育つのが遅れるかもしれませんし、
何でも自分でやらせて上手くいかなければ責任を取らせようとして失敗体験が積み重なると、次にチャレンジしようとする意欲は薄れてしまいます。
誰しも出来れば失敗したくないですし、恥をかきたくないですものね。
親子間の関係が「適切でない」場合、どちらが一方的に悪い訳ではありません。
何が「適切でない状態」を生み出しているのかが明らかになってくると、いくらでも変えられます。
その為に、まずは現状を客観的に理解する所から始めませんか。
不登校支援センターでは、不登校専門のカウンセラーがお話を伺っております。
現状を客観的に理解するためにも、まずは初回無料面談にて、お話を聞かせていただければと思います。
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