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不登校の子どもと良好な親子関係を築くための方法【事例1】【第2回目/全4回】

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こんにちは。
不登校支援センター横浜支部カウンセラーの本沢です。

今回は前回の続きで、事例を交えながら「信頼関係の構築」の話をお伝えしますね。

「信頼関係の構築」高校生の女の子(B子さん)の場合

高校生の女の子(B子さん)の事例です。

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B子さんは、部活の部長を責任感を持って務めていました。
しかし、他の部員との温度差を感じて、登校を渋り始めました。

人一倍、周りに気を遣うので、「自分の為に何かしてもらう」ことに抵抗感があり
初めはカウンセリングに来る事を躊躇していました。

そういった経緯もあったため、カウンセリング当初は
学校や勉強についての話ではなく、日頃の出来事に対して何を思い、何を感じているかを話してくれないか、とお願いしました。

B子さんは、少しずつですが好きな事、興味がある事から話してくれました。
家でも親御さんは、学校や勉強の事をB子さんに言わない様に努力されていました。

というのも、学校や勉強の話をB子さんにすると、
「どうしたら良いのか分からないよ!」と泣き叫び
自分の部屋にこもってしまうから、という理由からでした。

それ以来、親御さんも「今はB子さんに言ってはいけないのだな」と理解し、
学校や勉強以外の話で出来るだけB子さんとコミュニケーションを図りました。

B子さんは、それまでは
「学校を休んでいる事を責められる」
「自分は否定されて当たり前の存在なんだ」
という否定的な感情を抱いていた様ですが、日常の何気ない会話の中で、
「自分は受け入れらている」
「愛されている」
事を実感してくれました。

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親子関係も根底の信頼関係が築けてきた

カウンセリングを10回ほど回数を重ねたあたりでしょうか。
私とも信頼関係が強まり、自己開示をする事への抵抗感が減ってきた事と、親子関係も根底の信頼関係が築けてきた事により、関係性が少し変化し始めました。

その時期から親御さんへも自己主張をする事が増えました。
・・・が、その手段が適切なものではなかったのです。

それでは、続きはまた次回、詳しくお話したいと思います。

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