不登校解決に向かう時に見られる変化共通点
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
お子さんが不登校解決に向かって進んでいくときに共通して見られる、お子さん自身のある変化についてのお話です。
不登校解決へと良い方向へ進んでいく段階まできた子に共通して表れる変化があります。
このブログを読まれているお父様お母様は、お子さんにどんな変化が表れると思いますか?
正解は、「どの子も共通して表情が変化する」ことです。
「あれ?この子、こんなに生き生きした顔をしてたかな?」
カウンセリングを続けていくと、そういう時がやってきます。
これまでの経験上、明るく生き生きした表情の子らは、そこから状況が上向きに変化していきます。
それまで目線に落着きがなく、うしろめたそうで暗い表情をしていた子どもも、
周囲の大人が子どもの置かれた状況を認め・理解する態度に改めることで、安心を取り戻し
自分から意思を発信するようになります。
最初は控えめな子どもの意思の発信を私たち大人がきちんと受止め・解釈して返してあげることで、
子ども自身が自分の気持ちを理解し、徐々に言葉で意思を表明できるようになります。
そんな過程を経て、例えばある子は
自分が大切にしていることと他人が大切にしていることは違うと理解した、というケースがあります。
「いつでも誰にでも自分を分かってもらいたい」という考え方が
自分を苦しくしている、ということに気づいていきます。
子どもが自分の気持ちを理解し、思い込みから解き放たれた明るく前向きになった子は、自然にたくましく動き出します。
これら一連の変化の兆しがまず表情の変化として現れるのです。
そしてそこから自分で動けるようになっていきます。
学校へ行くから元気になるのではなく、元気になるから学校へ行けるようになる。
結局子どもら自身が不登校状態を解決していることに気づかされます。
僕らはその気持ちになるようにお手伝いをしているだけなのですね。