夜回りして感じた深夜徘徊をしている子どもと不登校の子どもの違い
こんにちは、不登校支援センター札幌支部の松本です。
私はカウンセリングの傍ら、深夜21時以降の札幌市の歓楽街で、夜回りの活動を行っています。
夏時期は特に中高生の深夜徘徊が多く、0時過ぎの時点で補導の対象となる子どもたちが
多数歓楽街で徘徊している状態でした。
10日間の間に4回、同じ子どもと遭遇することもありました。
・切れる若者が多い
・深夜徘徊している子どもたちは怖い
という風潮がありますが、私が出会う子どもたちは皆、普通に話もしてくれますし
帰宅を促すと素直に応じてくれます。
そんな子ども達との交流の中で、ふと感じることがありました。
それは
不登校と言われる子どもたちと何ら変わらない性質を持っていること
です。
歓楽街で出会った子どもたちと話をしていると、
中学生の子ども達は不登校の状態であることが多く、
また高校生の子ども達は学校を中退・退学している状態であることが多い
ということが分かりました。
深夜徘徊している子ども達と、不登校の子ども達の違いは何か
外に出て奔放に振舞う子ども達と
家の中から出ない、いわゆる「ひきこもり」と言われる子ども達の差です。
深夜徘徊をしている子ども達は補導対象となり、段々と強がること・強がり方を覚えます。
そのため大人から見ると「不良少年」や「不良少女」と見られてしまい、勘違いをされる対象となります。
ですが私には不登校の子ども達と同じだ、と感じるんです。
引きこもりと言われる子ども達は、
居 場 所
が家の中にある、とも考えられます。
ですが街を徘徊する子ども達には、居場所となる家の中に安心感や充足感がないのでしょう。
だからこそ徘徊し、居場所を捜し求めているのでしょう。
子ども達にとって家は安全基地でなければなりません。
どのような状態であれば安全基地となるのか?というのは子ども達にとって様々であり、違うのです。
家の中に安心感がある、というのは
親子の関係性の一番のキーポイントとなります。
今一度、お子さんとの関係性に目を向けて頂けたら幸いです。
不登校支援センターでは、不登校専門のカウンセラーが話を伺っております。
初回無料面談にて、まずはお子さんについてお聞かせいただければと思います。